そして3人が残った、で残ったのは、メンバー3人と、あまり評価が芳しくなかった(たぶん)アルバム。
それでも全英はもちろん、全米での売り上げは確実に伸びていきます。
すると、どのグループでも狙うのは、マーケットボリュームが圧倒的に大きい、全米での制覇。
ジェネシスもこの例にもれず、アメリカでの受けを意識したアルバム創りの傾向が、このあたりから見られ始めます。
そして創られた、Duke 。
ジェネシスの特徴のひとつとして、新しい路線に移行するとき、新たなアイデアを試す時、徹底的に内容を磨き上げ、素晴らしい作品が登場すること、が挙げられます。
The Lamb Lies Down On Broadway しかり、Trick Of The Tail しかり。
彼らの危機感や、もともと持っている質へのこだわり、がそうさせるのかもしれません。
それとは逆に、素晴らしい作品を生み出した次の作品で、時間のかけかたも内容も、手間を惜しんでガクッと質の落ちる作品を出したりするのも、もうひとつの特徴ですが^ ^
そうした良い方の特徴が産み出した傑作、Duke 。
アメリカでの受けを考えたアルバム。
ジャケットのトーンも、アメリカを意識したのか、ポップで軽いもの。
曲もキャッチーで、アレンジも手は込んでるけれど比較的シンプルなものが多い。
シングルカットに向いた曲もしっかり入れて。
1曲目のBehind The Lines の出だしからいつもと違います。
キーボードの音や弾き方。ドラムの入り方。
メリハリがきいて、ロンドンの暗い空というイメージはまったくありません。
何よりも変わったのは、フィル・コリンズでしょうね。
リズミカルな曲が増え、ドラムのアピアランスが大きくなった。
そして、初めてフィル自作の曲が2曲入った。
これがなかなかのラブソング。
すでにフィルの世界の片りんがしっかり予感され、2曲がともにA面、B面のラスト1曲前というけっこう重要な位置に置かれてる。
ジェネシスの歴史の中で、バンクスのキーボードとフィルを中心としたリズムセクションがもっとも高いレベルで融合できたアルバムは、このDukeだと思います。
その極致が最後の組曲、Duke's Travel と Duke's End 。
後期ジェネシスは、アルバムの最後にインストを中心とした組曲風を置くのが定石。
これには名演、名曲が多く、アルバムのハイライトになりますが、Duke でもやってくれました。
バンクスのキーボードとフィルのドラムスが嵐のように総攻撃してきます。
しかも、A面3曲目のテーマをクライマックスでもう一度もってくるという凝りよう。
プログレファンには、たまらないシカケですね。
この部分は、Wind And Wuthering のB面ラスト3曲、ライブアルバム Seconds Out のクライマックスと双璧の、高揚感をもたらしてくれます。たまりません。
しかし・・・ ジェネシスはここで止まってしまいました。
次のアルバム Abacab は、1曲目こそ Duke 以上のキレで引っ張る痛快なナンバーですが、はっきりいって2曲目以降はダメダメです。
契約からアルバム出さないとならないが、フィルもソロで人気出て忙しいし、他のメンバーも負けじとソロ活動に励んでる。
いい曲はソロに持っていく比率が高いし、みんなで集まっても、アイデア煮詰めたり曲の磨いたりする時間も気力も湧いてきませんでした。
アルバムがそんなことを言ってるかのような、デキです。
ポップであることを、シンプルであることを、簡単でイージーであることで済ましてしまったのかもしれません。
このポップなプログレ期の最後で、シンプルさというものを感違いして、プログレとしての完成度=ジェネシスならではのクオリティ をおろそかにしてしまった。
それが残念でなりません。
さて、気持ちを切り替えて、このポップなプログレ期の代表作です。
ジェネシスならではのクオリティでポップなプログレを創った Duke から、Behind The Lines 。
音質的に満足いく動画がみつかりませんでした。
昔のライブ映像でお許しを。
それでも全英はもちろん、全米での売り上げは確実に伸びていきます。
すると、どのグループでも狙うのは、マーケットボリュームが圧倒的に大きい、全米での制覇。
ジェネシスもこの例にもれず、アメリカでの受けを意識したアルバム創りの傾向が、このあたりから見られ始めます。
そして創られた、Duke 。
ジェネシスの特徴のひとつとして、新しい路線に移行するとき、新たなアイデアを試す時、徹底的に内容を磨き上げ、素晴らしい作品が登場すること、が挙げられます。
The Lamb Lies Down On Broadway しかり、Trick Of The Tail しかり。
彼らの危機感や、もともと持っている質へのこだわり、がそうさせるのかもしれません。
それとは逆に、素晴らしい作品を生み出した次の作品で、時間のかけかたも内容も、手間を惜しんでガクッと質の落ちる作品を出したりするのも、もうひとつの特徴ですが^ ^
そうした良い方の特徴が産み出した傑作、Duke 。
アメリカでの受けを考えたアルバム。
ジャケットのトーンも、アメリカを意識したのか、ポップで軽いもの。
曲もキャッチーで、アレンジも手は込んでるけれど比較的シンプルなものが多い。
シングルカットに向いた曲もしっかり入れて。
1曲目のBehind The Lines の出だしからいつもと違います。
キーボードの音や弾き方。ドラムの入り方。
メリハリがきいて、ロンドンの暗い空というイメージはまったくありません。
何よりも変わったのは、フィル・コリンズでしょうね。
リズミカルな曲が増え、ドラムのアピアランスが大きくなった。
そして、初めてフィル自作の曲が2曲入った。
これがなかなかのラブソング。
すでにフィルの世界の片りんがしっかり予感され、2曲がともにA面、B面のラスト1曲前というけっこう重要な位置に置かれてる。
ジェネシスの歴史の中で、バンクスのキーボードとフィルを中心としたリズムセクションがもっとも高いレベルで融合できたアルバムは、このDukeだと思います。
その極致が最後の組曲、Duke's Travel と Duke's End 。
後期ジェネシスは、アルバムの最後にインストを中心とした組曲風を置くのが定石。
これには名演、名曲が多く、アルバムのハイライトになりますが、Duke でもやってくれました。
バンクスのキーボードとフィルのドラムスが嵐のように総攻撃してきます。
しかも、A面3曲目のテーマをクライマックスでもう一度もってくるという凝りよう。
プログレファンには、たまらないシカケですね。
この部分は、Wind And Wuthering のB面ラスト3曲、ライブアルバム Seconds Out のクライマックスと双璧の、高揚感をもたらしてくれます。たまりません。
しかし・・・ ジェネシスはここで止まってしまいました。
次のアルバム Abacab は、1曲目こそ Duke 以上のキレで引っ張る痛快なナンバーですが、はっきりいって2曲目以降はダメダメです。
契約からアルバム出さないとならないが、フィルもソロで人気出て忙しいし、他のメンバーも負けじとソロ活動に励んでる。
いい曲はソロに持っていく比率が高いし、みんなで集まっても、アイデア煮詰めたり曲の磨いたりする時間も気力も湧いてきませんでした。
アルバムがそんなことを言ってるかのような、デキです。
ポップであることを、シンプルであることを、簡単でイージーであることで済ましてしまったのかもしれません。
このポップなプログレ期の最後で、シンプルさというものを感違いして、プログレとしての完成度=ジェネシスならではのクオリティ をおろそかにしてしまった。
それが残念でなりません。
さて、気持ちを切り替えて、このポップなプログレ期の代表作です。
ジェネシスならではのクオリティでポップなプログレを創った Duke から、Behind The Lines 。
音質的に満足いく動画がみつかりませんでした。
昔のライブ映像でお許しを。