最高の音、逆説的だけど、それは「無音」だと思ってます。

ちなみに防音壁に囲まれたような人口の無音ではなく、自然の状態で限りなく無音に近い状態のこと。


都心とかではありえませんね。

大自然の中で、人里離れた場所でないとこういう環境は得られません。

海もいいけどやはり波の音がある。

それはそれでとても良い音なんですが。


だから、山、です。

大きく開けた場所、例えば山の麓の高原。

早朝とか夕暮時が最高です。

じっと座ってる。

何もしません。

視線は遠くをぼんやりと。

頭の中も思考を停止。


視覚は動きをとらえてないし、聴覚には刺激がはいらない、脳は休止状態。

この状態がとても心地よい。


ふと、感じる動き。


雲が形をゆっくり変えている。

かすかに風が吹くと、草木がささやき始める。

どれもゆるやかな動きです。


風って、方向性があるんですよ。

お、右手後方から吹き始めたぞ、左手前方に去って行ったな、とか。

空気の流れだから当たり前なんですが、普段は意識できない、させられない。

無音状態にいるとそれがわかる。


遠くでさえずる鳥の声。

これもどんな音楽にも負けないくらい、素晴らしい音です。

ベースが無音だからこそ、この繊細な音が広い空間を渡ってくるのがわかる。


時々、無性にこの無音を聴きたくなります。