音楽の形が常に変化を続けるも、最高のクオリティを保ち続けるこの人。

Peter Gabriel "UP"。

前に音楽シーンを変えた衝撃的なドラムの音として"Ⅲ"をご紹介しましたが、このアルバムはオリジナルとしては、一応彼の最新アルバムです。

メンバーはいつものトニー・レヴィンやデビッド・ローズ、マヌ・カッツェなどが固めてますが、ガブのレコーディングやツアーには、何をおいても最優先でかけつける彼ら。かなりの信頼関係でしょう。

Ⅲから音楽におけるリズムを強く意識し始めたガブ。
ⅣやWOMADなどを通して、それを常に進化させてきましたが、ここでも彼のリズムに対するセンスはバツグンです。
そしてこのアルバムから登場した、作品を一貫する冷やかな緊張感のある音空間。
このふたつの要素がからみあって、またもや素晴らしいアルバムになってます。

I Grieveに代表される、冷やかな深さのある音空間にゆったりと流れるリズム。



重いリズムに乗りながら切れの良いギターがパーカッションとなり、なんとも気持ちの良いThe Barry Williams Show。

いくつものピークを作ってきた彼のもうひとつのピークなのではないでしょうか。

そして、このアルバムの続編が出ると言われて久しく。
来年早々に発表が決まったのは、なんとカバーアルバムです。

ボウイのHeroesをはじめ、トーキングヘッズやルー・リード、レディオヘッドまで様々なミュージシャンの曲をカバーしてるそうです。

それぞれが、どんな曲に変身しているのか。
楽しみでもあり、失望しないか不安でもあります。

でも、本当はオリジナルアルバムを早く出してほしいですねー。