先日、もうすぐリマスターCDが出ますよ~とお伝えした、Public Image Ltd.のMetal Box。
HMVから届きました。
やっぱり、これやらなきゃ始まりません。
○今回のリマスターCD
○最初のCD(アルバム名はMetal Boxじゃなくて、Second Edition)
○オリジナルの缶入りLP3枚組(45RPM)
の3つを聴き比べます。
音の傾向はどう違うのか。
リマスターの甲斐はあったのか。
まずは、リマスターCDを開封します。
缶を開けると、、LPのレーベルだけみたいなCDが出てきました。
そしてその下には紙。
その下に2枚目のCD。
その下には、また紙。
そして3枚目のCD。
こういった梱包方法までマネしてます。
でもそこからつまみだすのがCDじゃあ、ちょっと役不足。
で、肝心の音です。
リマスターCD、最初からキース・レヴィンのギターがカミソリのような鋭さです。
ベースもドラムもくっきりと。
明らかに、最初のCDよりも分解能が格段とアップしてますね。
ベールを1枚剥いだような雰囲気。
低音の出方はさほど変わらず。
これはどっちを選べと言われれば、リマスターでしょう。
次にLPを引っ張り出します。45回転にして、針を乗せる。
チリチリ・・・・・ボボボンボン、ボボボンボン、・・・
うー、たまらん。低音の圧力がまるで違うやん・・
ギターの音もカミソリというよりは、切れ味鋭いナタのような音。
これを聴くと、なぜこのMetal Boxがあそこまで衝撃を持って迎えられたのか、わかります。
通常のロックなどと比べても仕方ありませんが、意図的に崩した音のバランス。
異常に高いベースの音圧とテンション。
これを聴いた後でリマスターCDを聴くと、キレイ過ぎます。おとなし過ぎます。
このアルバムは、通常のCDフォーマットには収まりきらないんですね。
せめてSACDあたりが必要だったのかも。
レコードに目を近づけてよく見ると、通常のレコードよりも溝と溝の間隔が広いです。
片面に10分しか収録されてませんから。
これも音質に影響が出るのでしょうね。
しかも毎分45回転(通常は33.3回転)。
単位時間あたりの情報量が1.5倍近くなる計算です。
このアナログ的な手法の音質改善に、フツーのCDでは太刀打ちできない、ってとこですね。
リマスターCDは、Walkmanで聴く用にしよう・・