歌のうまい人はたくさんいます。

でもこの人の歌はハンパじゃありませんね。

うまいを通り越して、凄いです。


吉田美奈子。


活動歴はかなりのもの。

大滝詠一、細野晴臣、山下達郎などとも共演しながら1973年にファーストアルバム出してますから、もう36年もやってることになります。はや56歳ですか・・・


この人が1982年に出したこのアルバム。

Light'n Up


煩悩の日々

渡嘉敷祐一、土方隆行、清水靖晃、デビッド・サンボーン、マイケル・ブレッカーなどの豪華共演陣に囲まれて、彼女が全力で疾走するアルバムです。

強靭なリズムセクションと華やかなホーンセクションを従え、太く強く舞い上がる伸びやかな彼女のボーカル。

タイトル曲のLight'n Up、ラストのAlcoholler。

これらのファンクそのものと言える曲も、彼女のボーカルがそのファンクを従えてしまう印象。

圧倒的な存在感です。

これだけのエネルギーを持つファンクを演れる日本人がいました。


ファンクだけではありません。

風、というスローな曲。

このアルバムは、都市の夜景がテーマですが、ライトアップされた都市部の高速道路を疾走するのがファンクナンバーだとすると、風は、遠くできらめく都市の明かりを静かに眺めるようなバラードです。

ここでの彼女の曲も歌唱力もすばらしい。


その後、レーベル契約を解除したため、次のアルバムBellsは自主制作で出すことになりました。

青山の事務所でしか売ってない限定生産だったため、買いに行くのが面倒だったのを憶えてます。


そして自主プロデュースで何枚かのアルバムを打ち込み中心で出しました。

Bill Laswellとの共演などもありましたが、この人はプロデュースを自分だけでしない方がいいな、と感じました^ ^


メジャーレーベル復帰のExtreme Beautyで前のメンバーとの共演も復活。

このツアーで初めて生の彼女の歌に触れることができましたが、レコードの比じゃありませんね。

すごい歌は素晴らしい楽器のようにも聴こえますが(逆もまた真なり)、この人の歌は楽器を越えてます。


自由奔放に跳ねまわるエネルギー体でした。