昨日の続きのくさい酒シリーズ第二弾、泡盛です。
よく考えたら、泡盛ってそんなにおいしい!という酒ではないです。
深みとか味わいなどでは、日本酒の圧倒的勝利でしょうね。
それでも僕を魅きつけて止まないものがあります。
初めて行った沖縄旅行。那覇の国際通り付近で、飲み屋を探す僕たち。
金のない学生時代なので、高い店には入れません。
でも東京でもあるような飲み屋は眼中にありません。
さまよい歩くうち、国際通りの路地裏の路地裏に、地元のおっさんが行くような小汚い飲み屋を発見してしまいました。
いかにも沖縄的。むしろアジアか。ここだろきっと、と恐る恐る中を覗き込みながら入ります。
中は、想像どおりの小汚なさです。古いです。沁みついたようなにおいがあります。
カウンターのようなものには、ひなびたおばちゃんがひとり。
メニューなんてありません。
おそるおそる「何が食べられるんですか」と聞いてみると、「ヤギ煮たのと、そのスープ」。
「あの、ちょっとおなかがすいてるんで、おなかにたまりそうなものは・・」
「じゃあ、表の自動販売機でカップラーメン買ってきな。お湯沸かしてやっから」
「・・・じゃあ、ヤギ煮たのください。スープも。最初はビールで」
出てきたのはオリオンビール。
やっぱり沖縄は沖縄で、とっても暑いからビールがウマい!
そして出てきたヤギの肉煮たの。
これが、、、ハンパじゃなく臭い!!!
ハッキリ言って、口にもっていくのがたいへん。口に入れるということは、鼻に近づけるということ。
だから口に入れるのは、もっとたいへんです。
目の前にそれを作ったと思われるオバンがいるのに、鼻つまんで食べるわけいかないし、他に食べるものないからそれでも食わないと餓死しそうだし、とにかく口に入れる。
一生懸命、においのことは考えないようにする。
しかしビールではどうにもその味とにおいを消せないので、もうちょっと強い酒ということで、泡盛を頼むことに。
おお、これならこのエグさを緩和してくれるわ、グビグビ。
そのうち、店には地元のオッサンが入ってきて、オバンと話し始める。
???こいつらが話してるのは宇宙語か??
この二人の沖縄の方言はほとんど理解不能。単語すらかすりもしない。
それなのに、こっちを向いたら、完全な標準語で話します。。。不思議な人たち。
ここに、沖縄の深くて暗い歴史が垣間見れた気がしました。
そのうち、なんとか皿の上に乗ったヤギの肉をクリア。
猛烈なノルマを果たしたサラリーマンのような気持ちで店を後にする僕たち。
これが泡盛との出会いでした。
思ったよりも長くなってしましましたので、結末は次回ということで。