This Mortal Coil、このプロジェクトを知っている人は、相当な好きもんです。

フツーに音楽聴いてて、ただロックが好きなだけでは、名前を聞くこともないでしょう。


イギリスでニューウェイブが復興し、オルタナティブが全盛となった1980年代。

4ADというレーベルがありました。アイヴォという人が立ち上げ、23エンヴェロップというグラフィカルチームがアートワークを手がけてます。


このアイヴォが、レーベルカラーにマッチしたアルバムを作りたいということで、プロジェクトを立ち上げ所属ミュージシャンの混合チームでアルバムを作った。


それが This Mortal Coil です。


煩悩の日々

これはその1stアルバム。


なんというか。


強烈な美意識に貫かれた、冷ややかで静謐な音空間が、

耽美的で、身に染み入るような音空間が拡がります。


コクトーツインズのエリザベスフレイザーがボーカルをとった限りなく美しい曲Song To The Siren とそれに続く Holocaust、どこか暗い海の底に沈みこんでいくようなFyt、あたりが僕の熱狂的に好きな曲ですが、それ以外の曲もほんとうに素晴しい音空間を創り上げています。


何度このアルバムを聴いたことでしょう。


特に、冬の鳥取砂丘をソリで滑り降りようという、バカげた企画で冬の山陰にクルマで行ったとき。

車内では、このアルバムがずっと鳴っていました。


暗い空に映える白い平原。

そんな景色にこの音空間がはまりまくりです。


このプロジェクトはアルバム3枚で終了しましたが、どれも同じ美意識で統一されてます。

4ADレーベル自体はまだ存続しているようです。

また次なるアルバムを出してくれないものでしょうか。


プログレ好きなひとにも、おすすめします。