アルバムごとに作風の大きく変わるボウイ。それでも大雑把に傾向を分けることは可能(以下、独断)。


Space Oddity~The Man Who Sold The World~Hunky Dory

は、ジギーに始まる自己演出シリーズが始まる前の準備期間として 「初期」。


Ziggy Stardust~Alladin Sane~Diamond Dogs

は、自己演出キャラクターシリーズの連作と見て、 「前期」。


Young Americans

・・・うーん、これは微妙。悪い意味じゃなくて 「寄り道期」。前後とどうしてつながらないので。


Station To Staiton~Low~Heroes~Lodger

が、ヨーロッパに舞い戻り心身ともに落ち込む(それでも作品は最高。ただしLodgerは除く)、ソリッドな音の 「中期」。


そして、・・自分としてはまったく評価していない、それ以降の 「後期」。なにを血迷ってるのか状態です。


ということで、今回紹介するのは 「初期」。

ここでの代表作、というかボウイに代表作はない(選べない)ので、僕の評価するアルバム、ということで。


う~~~~~ん・・・

Hunky Dory。


煩悩の日々

The Man Who Sold The World と迷ったんだけど、こっち。

The Man~もいいです。むしろボウイの作品としては、こっちの方が違和感がない。ここからHunky Doryを飛ばしてジギーにつながったほうが、スムーズ。

The Man~は、ボウイ独特のナルシティズムがあふれんばかりの曲がキラキラしてます。


でもなぜHunky Doryか。

ボウイには珍しく、ナチュラルというか素のボウイが表に出てる貴重なアルバムだから。

The Man~を送り出し、Ziggyに移行する前に、一度自分の立ち位置を確認しました、的なポジションのアルバム。

そのためか、思いこみか、曲調も素直でアコースティックなものが多いです。

歌の素材も、自分が影響を受けてきたボブディランとかアンディウォーホールなんかも取り上げてる。


このアルバムで好きな曲は、Eight Line Poem~Life On Mars、Quicksand、The Bewlay Brothers。

むしろこのアルバムの特徴と言った、素のボウイとは違った曲の方ばっかり選んでますね。。

ひそかにボウイには、独特の世界観をもった曲を期待しているのかもしれないです。。

でも他の曲も佳曲が多いので、アルバム全体がまとまってる。


割と地味なアルバムかもしれません。聴くほどに味が出てくるような。

そういう意味でも、ボウイの中では異質ですね。

ボウイ好きのための「歌」のアルバム。


でも好きなんだよな~等身大のボウイ。