古くはイーノによるコンピレーションアルバムNo New YorkにラインアップしたDNAの一員として、そしてジョンルーリー引きいるフェイクジャズグループThe Lounge Lizardsでの変態的ギタープレイなどで、知る人ぞ知る存在のArto Lindsay。
特にThe Lounge Lizardsで聴かしてくれた、あのギタープレイは空間を切り裂くような破壊力を持っていました。鳥肌モノです。
メチャクチャ弾いてるだけやん、という人もいますが。
最近では自身のルーツである、ブラジル音楽を取り入れたロックのようなボサノヴァのような不思議な音楽をソロで作り続けているんですが、、
この音楽がなんともいえない快適な?刺激的な?音楽で。
ゆったりとした、ちょっと捩じれたボサノヴァ、とでも言いますか。
彼の独特なヘタレボーカルが、音数は少ないけれど実に印象的な音色を奏でる楽器と重なって、ゆったりとした時間の流れの中を漂っていきます。
とても都会的だけれども、性急さのかけらもない音楽。
音の選び方、重ね方、つなげ方。 なんというか、センスのかたまりです。
ソロデビューアルバムには、坂本龍一も参加。
一見無関係のこの旋律とこのリズムが、なぜバランスをとれるのか。
スカスカの空間にパラパラと散らばる音。
曲ごとにまったく異なるインスピレーションだけれど、統一感がある。
流しているだけで心地よいのだけれど、イージーリスニングではない。
これだけ長い期間、ヘビーローテーションでいるということは、好きなだけじゃなく、それだけ自分の日常のリズムの中で必要な音楽なんでしょうね。