突然ですが、YMO (ご存知 Yellow Magic Orchestra)です。


煩悩の日々

なぜ、YMOのアルバムを紹介したいのか。

それはこのYMOのアルバム「BGM」は、その後の日本の音楽シーンを変えるキッカケだったかもしれないと、密かに思っているからです。


YMOのアルバムの中では、とっても地味なアルバムでしょうね。テクノポリスやライディーン、ビハインド・ザ・マスクなどのヒット曲はまったく入っていません。そして何よりも、ポップじゃないんですよね(わかりやすくない、という意味で)。

シンセがYMOらしい明快なメロディを奏でていません。

脅迫されてるようなリズムの曲があったり。

底なし沼に落ち込みそうな感覚があったり。


そうです。それまでのYMOを期待して聴くと、不快なアルバムと言えます。

でも、シンセ歌謡曲として聴かないと、素晴らしいアルバムです。


こんな才能をもった人たちが日本にいたのか。

これだけ進歩した音楽を創ることができたのか。


特に僕が好きなのは、MASS。自分という存在自体が溶かされていきそうな、これは細野晴臣の傑作です。

他にも坂本龍一が、高橋幸宏が、存在感のあふれる曲をたくさん書いています。


密かに確信していること。

それは、このBGMというアルバムをできるだけたくさんの少年少女に聴かせるために、それまでのシンセ歌謡のYMOがあったのだということ。

ライディーンは、このアルバムを一度でいいから、将来のミュージシャン候補者に聴かせるためのキッカケとして作られたであろうこと。

すべて、将来の日本のミュージックシーンを面白くする種まきのために、この3人が仕組んだことだっということ。


もちろん、このアルバムは最初は売れても、あとはパッタリ売れなくなりました。

たくさんの人が戸惑ったでしょう。

だまされたと思ったでしょう。


でも少人数でも、スゲーと思った少年少女がいれば、その作戦は成功だったんです。

たぶん、このアルバムの隠れ熱狂的ファンが、ミュージシャンに多いと信じてます。