Prefab Sprout (プリファブ・スプラウト)って知ってますか。


イギリスのグループで1980年代後半から活動を開始しました。

パディ・マクルーハンという人がボーカル兼ソングライティングをしていて、オフィシャルなデビューアルバムからトーマスドルビーがプロデュースしてます。


そのアルバム名はSteve McQueen(一時商標権だかの問題でTwo Wheels Goodと名前を変えていましたが)。珠玉の名曲ぞろいです。この人のソングライティングの才能は半端じゃありません。そしてトーマスドルビーのプロデュースも冴え、独特の透明感のある音空間を作っています。ミントの霧のようなウェンディの歌声も素晴しい。


このPrefab Sprout8年くらいまえにThe Gunman and Other Storiesというアルバム(最初は日本での発売がなかった・・)を出して以来、事実上の活動停止をしてました。Steve McQueenのリマスターなんて、嬉しいこともありましたが、新譜のウワサはまったく聞こえてきませんでした。


それがいきなり新譜が発売されたのです。


煩悩の日々


タイトルはLet’s Change The World With Musicという思いっきりベタなもの。クレジットを見る限り、パディが一人で作ったアルバムのようです。新譜のタイトル知ったときに、かすかな不安がよぎりましたがその後リリースされた収録曲名を見た瞬間、そこには・・Let There Be Music, I Love Music おーおーアルバムタイトルにふさわしい・・  God Watch Over You,
Music Is A Princess,
Last Of The Great Romantics, Falling In Love, Meet The New Mozart, Angel Of Love
 ・・パディ、いったいどうしちゃったの・・

このアルバムには近づかないほうがいいのか??


でも買ってしまうのが性ですね。結局発売日にHMVへ直行。


おそるおそる聴き始めてみると・・

パディが一人で作っただけあって、自分の得意ではないパートはぎこちなさがあります。特にリズムセクションは単調。打ち込みだろうね。どうやら収録は傑作Jordan The Come Backのころに行われたパートも多いらしく、ちょっと古色蒼然として全般的に1990年代の雰囲気。歌詞は聴いて聴かないふり・・。Music is a princess, I am a boyとか言ってますし。


でもでも、やっぱりメロディラインは素晴しい。Jesse James BoleroとかSwansのような珠玉のメロディラインをもった極上の歌はないけど、Prefab Sproutに期待してるものが来ました、って感じです。どうしても気になるのはポコポコなってる単調なリズム。彼らの音楽は、リズムのない音の余韻をかみしめられる曲が一番いいと思うのは、私だけでしょうか。


写真を見る限り、風貌も別人のように変わってしまったパディ。今度ニューアルバムを届けてくれるのは、はたして何年後になるのでしょうか。


新譜出してくれただけでもうれしいけど、ちょっと物足りない。8.5点