昼前にポストを覗いたら、チラシやらDMの中に、市役所からの封書がありました。


息子あーごんが療育に通い始めてから、公的機関からの封筒が届くことが多くなりましたが、それでも一瞬は「な、何っ!?」と思います。


障がい福祉課からでした。
あーごんの療育手帳が交付されたお知らせです。


気持ちが落ち着いてから行こうか、でも、コロナの影響で外出できなくなったら先延ばしになるしな…と悩み、結局受け取りに行くことにしました。


宇宙人2人を連れての外出は、ほんのわずかな時間でも疲弊します…泣


あーごんは、(多分)よくわかんない建物に行くことに拒否反応、課の受付に座っても椅子をすり抜ける、足をぶらぶらさせてカウンターの足元を蹴る蹴る蹴る。娘みーごんは対応してくれた女性に「せんせぇ~、みーごんねー」と何かと話しかけまくる(先生じゃねぇしな!)、話中断して進まない、止めると、あーごんの真似して足ぶらぶら、がんがん蹴る。


市役所で「このやろーっ怒」と思わず怒鳴りたくなる状況。やむを得ずあーごんにはスマホ、みーごんには飴ちゃん投入。


そんな状況下でも、対応してくれた女性職員の方は、我が家の宇宙人2人に「ふふふふ、なぁに?」とか「あっこれ?気になっちゃうよね~、ふふ」などとにこやかで、頭が下がりました。



そして、そのペースでさらっと手帳を出され、さらっと障害の程度について説明がありました。


あーごんは重度の「A」でした。
児相での検査の際に、重度か中程度かのどちらかと言われていたので、この結果にはさほど驚きませんでした。やはり、と思いました。


でも、説明の中で、目安としてのIQの数値という一覧を見た時はさすがに思考が固まりました。手帳交付のボーダーラインのIQ75との差…


税金免除などの説明もあったのですが、頭に入らなかったし「ご質問はありますか?」と聞かれたけど、とりあえずしおり持ち帰って読んでみます、とヘラヘラ笑って席を立ちました。


市役所の中に、発達センターの事務室があるので、相談員Yさんに報告しておこうと、チラッと寄りました。「ママ、大丈夫?」と声をかけてくれたけど、まだ受け取ってすぐ過ぎて、落ち込むところまで行ってないー、とここでもヘラヘラしてきました。


市役所の後は、あーごんの療育の園に行って、担任の先生にご挨拶をしてきました。あーごんは療育だと思ったのか「ななー!(嫌)」と半べそで抱っこのままだったけど、一年半のお礼を言うことができてよかったです。手帳がもらえたことも言えてよかった。


でも、先生の異動先が発達センターの事務室。これからもあーごんに関わる場所にいてくださるので、少しほっとしています。


4月に「園のお母さん」がいないことがわかった時、あーごんは大丈夫かな…。考えると涙出そう。


1ヶ月ぐらい待つと思っていたので、2週間ちょっとで療育手帳が届いて、気がかりがひとつなくなりました。あとは先日の検査結果が届くのを待つだけです。


重度知的障害、か。


手帳に貼ってある写真、あーごんの笑顔、その下にある障害の重さを示す文字。泣けてくる。泣けてくるけど。


この笑顔をこれからも見られるように。
この笑顔を守れるように。


手帳をもらっても、私のやるべきことは変わらない。


一緒に歩いていきます。





今日の一句。

ひとひらの桜迷い混む車窓




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