Chihiro Sato-SchuhさんFacebookより


【大英帝国とロシアの戦い】


パンデミックのときから、シティ・オブ・ロンドンが世界征服の計画を持っているというようなことが、言われていた。フュルミヒ弁護士たちの大陪審のシミュレーションに、イギリスの元諜報部員のアレックス・トムソン博士が出てきて、そういうことを話していた。シティ・オブ・ロンドンのごく少数の血族が、大英帝国時代と同様に世界を征服しようとして、お金と心理操作とで人々を操ろうとしているのだと。


パンデミックのときに、メディアによる心理操作が行われていることが、初めて大きく表に出てきたのだけれど、トムソン博士によれば、シティ・オブ・ロンドンのグローバル・エリートたちが、心理操作による世界征服を考えていたのは、今に始まったことではなく、19世紀の頃からなのだそうだ。19世紀始めのナポレオン戦争から、戦争が特権階級である騎士たちによるものではなく、徴兵制になった。だから、国民をいかに戦争に駆り立てるかが、重要になったのだろう。


ヒトラーは、イギリスのタビストック心理研究所で心理操作を受けて、ドイツを軍国主義化するべく送り込まれたのだという話がある。これがどこまで根拠のある話なのかはわからないのだけれど、しかし今、ウクライナがまさに同じ心理操作でファシズム化されていて、そこにイギリス諜報部が関わっていることから考えるに、やはりナチスもイギリスで作られたのだろうという気はする。第二次世界大戦では、イギリスはドイツと敵対して戦っていたのだから、どうしてわざわざドイツを軍国主義化したりするのかと思うけれど、イギリスのグローバル・エリートの狙いは、ドイツにソ連を攻撃させることだったらしい。


それでドイツでは、ロシア人は残虐だという話が、あることないこと報道されていた。パンデミックのときにも見てきたけれど、あるものが恐ろしいという報道を繰り返し聞かされていると、それが筋が通っていようがいまいが、人は感情的に条件づけられてしまい、犠牲を払ってでも戦わなければならないように思い込んでしまうのだ。近代の戦争では、つねにメディア操作によって恐怖の印象が作り出され、戦争に駆り立てられていく。ある意味、情報操作の手段さえ持っていれば、どんな戦争でも自在に起こすことができてしまうようだ。


表向きは英米はナチス・ドイツに敵対していたけれど、実はアメリカの企業を通して、ドイツに軍事援助をしていたということを、最近ロシア在住のドイツ人ジャーナリスト、トーマス・レーパーの記事で知った。ドイツは経済封鎖されていたはずなのに、ロックフェラーはあいかわらず石油を送り続け、フォードやコダックは、トラックや武器を送っていた。IBMは、何とユダヤ人狩りのためのデータ処理の仕事を請け負っていたそうだ。


ヒトラーが、イギリスの諜報部によって送り込まれた工作員だという説と、英米が裏でドイツを援助していたという事実は、きれいに一致するようだ。表向きは、英米はソ連と連合を組みながら、裏ではドイツを援助して、ソ連を攻撃させていた。それでドイツがソ連を降伏させることに成功したら、ドイツへの援助を断ち切って、英米が乗っ取るというようなことを考えていたのだろう。ところが、この計画は計算通りには行かなかったのだ。


数ヶ月前に、ロシアで第二次世界大戦のときの映像資料が機密解除されて、公開されたということなのだけれど、この資料というのは、連合国側の国々が、実は影でドイツ軍とともに戦っていたということを示すものだった。イタリア、ハンガリー、ルーマニア、それに日本がドイツの側で戦っていたのだけれど、実はそれだけではなく、表向きはソ連と連合してドイツに敵対して戦っているはずのフランス、オランダ、デンマーク、ノルウェーなどの国々からも、傭兵という形でナチス軍に援軍が行っていた。しかも、それぞれ部隊を作ってドイツ軍とともに戦っていたというのだ。この資料をロシアはそれまで、外交関係に支障をきたしたくないという理由から、機密扱いにしていた。


これは、今ウクライナで起きているロシアとの戦争の状況と、あまりにもよく似ている。表向きはウクライナだけがロシアと敵対して戦争しているけれど、裏ではNATO諸国のすべてが参戦しているようなものなのだ。大々的な資金援助や武器援助だけではなく、傭兵という形で、実はNATO諸国の軍隊が送り込まれている。ウクライナ軍とともに戦っている傭兵たちの多くは、NATO軍を退官して、個人的な傭兵としてウクライナに行っているというのだ。グローバリストのお金なのか、国の税金なのかはわからないけれど、そのために、どこからか巨額な資金が出ている。


第二次世界大戦には、ナチス・ドイツは、フランスやオランダ、ポーランドやウクライナを占領していったから、つまりはこれらの国はドイツの一部として一緒に戦っていたということになるのだけれど、ベルリンが陥落して、ドイツが降伏したとなったら、これらの国はナチスの犠牲者だったということになって、戦争犯罪を問われなかった。ナチス・ドイツの政権であるフランスのヴィシー政権の時代には、ナチス政権に抵抗して戦う人たちがレジスタンスと呼ばれていたけれど、この時代にはレジスタンスは実は少数派だった。大多数のフランス国民は、ナチスと一緒になってソ連に敵対して戦っていたのだ。ナチスの理想に心酔していた人たちさえ、少なくはなかったそうだ。


サンクトペテルブルクでも、ナチス・ドイツによる包囲戦が2年半にもわたって行われ、64万人もの市民が犠牲になった。それだけの犠牲を出しながらも、ソ連は戦い続けて、ナチス・ドイツに占領されていた土地を解放し、ついにはベルリンを陥落させ、ナチス政権を降伏させるにいたったのだ。これは、シティ・オブ・ロンドンにとっては大きな誤算だったのだろう。それというのも、ベルリン陥落のあとで、当時のイギリス首相ウィンストン・チャーチルは、ソ連に対して戦争をしかける計画を立てていたというのだ。これは、アンシンカブル作戦(operation unthinkable 想像を絶する作戦 )といって、1945年5月22日とあるから、つまりはベルリン陥落の2週間後だ。それまで一緒に連合国としてナチス・ドイツと戦っていたはずなのに、ドイツが負けたとたんに、今度はソ連を攻撃しようというのだから、やはりもともとの目的はソ連を崩壊させることだったのだろう。そのために、アメリカだけでなく、何とドイツとまで同盟を組んで、ソ連を攻撃しようとしていた。それで、日本はソ連の側につかせる計画だったそうだ。


どの国がどちらの側について戦うなんていうことを、どうしてこんなに簡単に変えてしまえるのだろう? このことは、シティ・オブ・ロンドンにとって、戦争とは資金を投じてどうにでもすることができるようなものだということを示しているように思える。どの国がどちらにつくのかということも、政府を買収するとか、資金を投じてプロパガンダを拡散するとか、軍備にお金を出すとかいうことで操作できるようなものなのかもしれない。そのために、チャーチルはソ連が脅威だというプロパガンダをばらまき始めたのだ。その頃には、連合国にとっては、ソ連は戦友国であって、脅威だというような意識はまったくなかったらしい。それで結局、この計画は実施されなかったのだけれど、その代わり終戦の翌年には、チャーチルは東西冷戦を宣言して、ソ連との軍備競争が始まり、NATO軍が作られ、米軍が世界中に駐留するということになったのだ。そして、ソ連が脅威だというプロパガンダは、冷戦態勢を保つ口実として、絶えず語られることになった。


スターリンが残虐な独裁者だという話も、実はその頃から作られていった話のようなのだ。スターリンが意図的にウクライナ人を餓死させたと言われているホロドモールという事件も、実は1980年代になってアメリカのNEDから出てきた話だった。それまでは、ホロドモールという言葉さえ存在していなかったというのだ。ただ大飢饉の年が2年続いたために、多くの餓死者が出たということで、意図的にウクライナ人を狙ったわけではなかったし、被害が出たのはウクライナだけではなかった。失策ではあったかもしれないけれど、意図的な虐殺といったものではなかったのだ。アメリカのNEDというのは、もともとアメリカ中央情報局(CIA)が行っていたプロパガンダ戦略を引き継いだ組織で、アメリカが敵対させたい国が脅威だというプロパガンダを作り出すための組織だと言える。意図的にある民族を虐殺するような国だと人々に思わせることができれば、その国を戦争に駆り立てていくことができるからだ。


スターリンとチャーチルの目を、内なる子供の目で見てみれば、明らかにチャーチルの方が大悪党だということは、かなりはっきりとわかる。それに対してスターリンは、善人ではないかもしれないけれど、悪党のようにも思えない。世界中から攻撃を受けながら、何とか国を保とうとして、戦っていたのだろうという気がする。実際、今のロシアでも、スターリンについては評価が分かれているそうだ。非難すべき点もたくさんあるけれど、しかし彼が西側からの攻撃に耐えられるような国を作ったということは、否定できないと。飢饉で農村に多くの犠牲者が出たのも、スターリンが工業化を急いでいたために、都市への食料供給を優先していたからだったのだそうだ。だけど、その急速な工業化がなかったならば、ソ連はナチス・ドイツの攻撃で持ちこたえていたかどうかわからないというのが、多くのロシア人の見解だそうだ。


ロシア帝国が倒されてから、第二次世界大戦、冷戦、そして今のウクライナの戦争と、その背景にあったのは、ロシアを解体することで、世界征服を成し遂げようとするシティ・オブ・ロンドンの支配欲だったようだ。それが今、ついに最終的に崩壊しようとしているようだ。西側メディアのプロパガンダを信じていない世界中の人たちが、ロシアを応援しているのは、ロシアが世界統一支配を妨げる最後の砦だからだ。連合国と同盟国でもなく、NATOとロシアでもなく、世界統一支配へ向かってプロパガンダ戦を繰り広げるシティ・オブ・ロンドンと、多極的な調和を望む人々の間の、100年にわたる戦いだったのだ。



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