先日、板橋区立美術館で佐藤太清展で、絵画ってすごい!と感じたと書きました。すごさとは、絵から伝わる想いで、その想いに癒されました。
昨日、パートナーに誘われてマティス展を見てきました。
さほど期待していなかったし、マティスのことは、名前くらいしか知りませんでした。
ところが。。。
実際に見たら。。。素晴らしかったです。
絵から伝わる想いの強さを感じました。とっても優しい気持ちが伝わってくるような気がしました。
絵を見る人のことを想って絵を描いていたのでしょう。
晩年、80歳を過ぎて病気で身体が辛くなると、切り絵に挑戦したり、その情熱には頭が下がります。
最晩年、マティスは、ヴァンスのロザリオ礼拝堂のためのプロジェクトに没頭します。建築、装飾、家具、オブジェ、典礼用の衣装などを含むこの総合芸術のために、マティスは、ドローイング、彫刻、切り紙絵など、これまで探求してきた技法を駆使して、光と色と線が融合する空間の創出を目指します。
今回の展示でも、4Kで礼拝堂の映像を見られますが、最大級の癒しの空間でした。言葉を失います。。。
この仕事を、マティスは運命的な仕事だと認識していたとのことです。マティスは仏教にも造詣が深かったようですが、またピカソに反対されたようですが、この仕事を天から与えられた仕事として引き受けたようです。
絵を描き始めてから、さまざまなな画家とも出会いながら実験を繰り返して、最期が礼拝堂のプロジェクトでした。
さまざまな画家との出会いでは、すぐに影響を受けるのですが、しばらくすると、それを棄てます。
そして、最期が礼拝堂のプロジェクト。
そのプロセスは、とってもスピリチュアルです。さまざまな出会いがある二元の世界だからこそ、人生を通して自分とは何かを見出していったように感じました。そのプロセスで一貫しているのは、マティスの優しさ、見る人への想いだと思います。
優しい、魅力的な人だったのでしょうね。
そして、これまで様々なことに挑んできたこと全てが、最期の礼拝堂に生かされます。何一つ無駄がなかったのです。。
私の好きな作品のひとつが「夢」です。これ以上ない安心感を感じます。上手く言葉で表現出来ませんが、神々しささえ感じます。
頭を空っぽにして、ただ、絵と向き合うと良いのかもしれないと思いました。絵から何かを感じないといけない、とか思わないで、ただ見る、という感じで。
画家の想い、そして、絵画自体が持つエネルギーを感じられるのではないでしょうか。絵画自体が生きていると思いました。
そんなことを感じられて、とっても楽しく、幸せな気持ちになりました。
マティス展は、8月20日まで開催しています。今回は20年振りのマティス展とのことです。ぜひ、この機会に。一見の価値あり!です。
https://www.tobikan.jp/exhibition/2023_matisse.html
ここまで読んでくださりありがとうございました。

