葉の館は2ヶ所行ったと書きましたが、実は館によって葉の内容が微妙に異なるというか精度に差がありました。2ヶ所を比較することで、葉の精度を実感できました。

5000年前に書かれた葉は、何度も書き写されたようです。つまり写本です。継承するためもあったのでしょう。また、何度も書き写して複数枚を作り、複数の館で検索が出来るようにしたようです。背景には、経済的な事情があったとも聞いています。

そのように書き写す過程で精度に差が出たのでしょう。なにしろ膨大な量の葉で、しかも一つひとつの葉には、文字がぎっしりと書かれています。

1ヶ所目の葉は2ヶ所目に比べると書かれていることが短く、内容がスカスカというか、詳しく書かれていませんでした。つまり、2ヶ所目の方がオリジナルにより近い葉ということです。

また、書き写す時に、一枚の葉の表と裏で違う人のことが書かれているということもあります。オリジナルは一枚の葉に一人だけのことしか書かれていようです。私の場合も裏面に、違う人のことが書かれていました。私だけの葉であれば、持って帰ってもよかったようです。

さて、実際の検索についてですが、1ヶ所目は精度が低かったので、2ヶ所目の館での様子をお伝えします。と言っても、2ヶ所目の葉を見なければ、1ヶ所目の精度が低いことは気づかなかったでしょう。

その館は、南インドの地方にある小さな街のはずれにありました。白いコンクリート作りの館に入ると、6畳くらいの部屋に通されました。そこには机が置かれていて、ナディリーダーと対面で座りました。

まずは、右手の親指の指紋をとりました。その指紋の形状で葉を検索するとのことです。女性は左手の親指です。

その指紋を持って、ナディリーダーは奥に消えていきました。  

そして、30分から40分くらいだったかと思いますが、そのくらい待っていると、ナディリーダーが、竹のモノサシのような茶色のヤシの葉の束を抱えて戻ってきました。横の長さは30センチくらいで、縦は2センチくらいでしょうか。

葉は、その年に館を訪れる人の葉ごとに保管されているとのことです。例えば、2023年に訪ねて来る人用の保管庫みたいな感じでしょうか。そして、その保管庫の中を指紋の形状ごとに分類されているようでした。分類は100種類くらいだったかと記憶しています。そして、館に来ない人の葉は無いそうです。それも不思議だなあと思いました。

さて、ナディリーダーが葉に書いてある古代タミル語を読んで、英語で伝えてくれました。

次回も引き続き検索の様子をお伝えします。