仙酔島

今まで
何度か
訪れた中で

一番
今回が
仙酔島の
力を感じた


なんていうか

研ぎ澄まされて
洗い流される
感覚


いろんな
インスピレーション


頭に
するっと
おりてくる



我慢して
心にたまった
ものが

溢れ出す




夜中に
ふうが
大泣き


母さん
キライと

大暴れ


抱き上げる
ことも
できない


とうさんに
抱かれ
ようやく
落ち着くが

私が
近づくとまた
絶叫


理由は
わかる


兄弟
真ん中の
彼女は
我慢して
きたんだ


甘えたくて
自分を
みてほしくて

それを
拒否する
私への怒り


私も
泣いた

泣けなかったけど
ふうのおかげで
泣けた


泣きたかった
ずっと


私も母に
甘えたかった

甘えられなかった


怒りと拒否


こどもに
拒否される
辛さ


母も
感じていたかな


だとしたら
私は…



私が母として
体験することで

母の痛みを
感じた


母は
私を
愛してくれて
いた


不器用だけど
母の
愛があったと

やっと
心から
わかった



次の日

ふうは

母さんと
言いながら

私のもとへ
来てくれた


うれしかった
ほんとに
うれしかった


抱き上げられる
しあわせを
感じた


そして
ふうは

かあさん
蹴って
ごめんねと
言った


私が
悪いのに

申し訳ない
のと

うれしいのと



仙酔島の
おかげだ



みいは
みいで

泣きに泣いた


ふうへの
嫉妬

傷つける
罪悪感


みいの
気持ちを

ひとつひとつ
拾って
確かめる



よかった


胸にためてきた
ものが

すっと

消えた




それから
私は

何人かの仲間に
言葉を
伝えた


なんか
伝えないと
いけない

という
感覚の言葉たち


ふっと
おりてきた


私の口を
かりた

仙酔島の
主からの
メッセージ
かもな



私は
思っている


不思議なことが

たくさんだ