2月24日に行われた県議会一般質問、7つのテーマを質疑したところです。

それぞれの質問項目をご報告してまいります。

３　ＮＨＫ連続テレビ小説の放送を契機とした観光振興について
　ＮＨＫ「連続テレビ小説」第106作となる「ちむどんどん」が４月から放送予定。

その舞台の一つが私の地元、横浜市鶴見区。鶴見区は京浜工業地帯の一角に位置しており、沖縄をはじめとして全国から多くの人が集まり、現在でも、「仲通」や「潮田町」といった地域は「沖縄タウン」と呼ばれています。

今回のＮＨＫ連続テレビ小説の舞台となることで、全国でも稀な沖縄タウンが存在する鶴見区が脚光を浴びる機会となり、地域振興の機運も高まっています。県はこれまでも、鶴見区を含めた京浜臨海部において、産業観光を推進してきたが、例えば、こうした産業観光の取組と絡めて、この機会に鶴見区を改めて知ってもらうことは、本県の観光振興にも資すると考えるが、ＮＨＫ連続テレビ小説「ちむどんどん」放送を契機とした観光振興について、どのように考えるのか、国際文化観光局長に見解を伺いました。

『今年は、ＮＨＫ大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が放送されており、県では、県内に多くあるゆかりの地の周遊促進など、観光振興に取り組んでいる。４月から放送予定のＮＨＫ連続テレビ小説「ちむどんどん」においても、その舞台のひとつが県内。
ヒロインの下宿先が、戦前から多くの沖縄県出身者が移り住んでいた、京浜工業地帯の横浜市鶴見区という設定であることから、この「ちむどんどん」の放送を、京浜臨海部の観光振興につなげていきたいと考えている。

県では、これまで、京浜臨海部において、官民連携により、「京浜臨海部産業観光推進協議会」を組織し、構成団体が保有する産業観光コンテンツを活用した新たなモデルコースを開発することで、観光振興を図ってきた。
昨年度は、京浜工業地帯を貫く鶴見線沿線を巡る「都会のローカル線鶴見線探訪」をはじめ、３本のモデルコースを開発したが、今年度は、東海道の川崎宿と神奈川宿の間にあって「間の宿」と言われた鶴見を中心に、東海道の名所旧跡を切り口にしたコースも検討しているので、
そこに、「ちむどんどん」放送の機会を活かすため、鶴見の沖縄タウンを盛り込んでいく、そして開発したコースと併せて、魅力的な観光スポットを、「観光かながわＮＯＷ」や「神奈川県観光魅力創造協議会」などを通じて情報発信していく』

という前向きな答弁を引き出すことができました。

現在コロナ禍であり、中々厳しい状況が続いておりますが、今後多くの方々が本県の様々な地域に魅力を感じ、願わくば、鶴見の「沖縄タウン」に足を運んでくれるような取組を強く要望したところです。

「ちむどんどん」というのは、沖縄の言葉で「胸がドキドキする」という意味、是非「ちむどんどん」な街づくりをしていきたいですよね！

一般質問③ＮＨＫ連続テレビ小説（ちむどんどん）の放送を契機とした観光振興について