水木しげるの言葉だそうだ。
確かにここ数日の暑さは尋常ではない
むかしも夏は暑く
「心頭滅却すれば火もまた涼し」
とかなんとかやせ我慢をしていたのだろうが
そうは言え・・・
その境地に至るにはお坊さんほどの修行が必要で
普通の人には、簡単にはいかない。
ところが怖い話となると妙に聞き入ってしまい
それからどうした?
それからどうなる?
空想と妄想の世界に飛び込んで
暑さを忘れて身震いしながら聞き入る事が出来る。
そこで夏の寝苦しい夜長をお化け話でしのいで居たのだろう。
お化け話はともかく
むかし田舎に来たドサまわりの四谷怪談は
身の毛もよだつほど怖く暑さも何も忘るほど
強烈なインパクトを残している。
一瞬暑さを忘れるのは怖さなのかもしれない
化け物絵は鳥山石燕、水木しげるさんに代表される
一見怖いがどことなく愛嬌があるが
昨今のテロとか殺人事件は・・・
もう化けものの領域を超えている
夏が出番の、一つ目小僧や、唐傘おばけ、どくろ首
出る幕がなくて・・・
年中お化けやで・・・と呆れているかもしれない???