今年もあと六日と半日・・・
来る人、会う人・・・
『来年もよろしく・・・・』
と挨拶をする。
ふと桂米朝の【地獄八景】の一節を思い出す。
閻魔『この青鬼、赤鬼を笑わせたものは、天国に行かせてやる。』
この宣言に・・・・
我も我もと、いろんな芸を披露するが・・・・
鬼は笑うどころか・・・ますます怒る。
と・・・
一人の男が鬼の耳元でこそこそ囁く・・・
何と・・・鬼は、ゲラゲラの大笑い。
閻魔『これ・・・なにがそれほど可笑しい?』
鬼「こいつ来年の話ばっかりしょうります。」
ほんと、まことに厳しき折柄・・・
最初の挨拶が・・・・
「ひまでんな~」
で始まる昨今・・・
来年のことは・・・ハハハ・・・
笑う以外にない状況だ!
そう思いながら・・・
「こちらこそ、宜しくお願いします。」
と返す。