ひょんな事から、田辺聖子さんの〔ひねくれ一茶〕を読み始めた。
〔一茶句稿日記〕を参考に・・・
「〈袖口は去年のぼろなり梅の花〉・・・梅といえば」
「〈梅咲くやあれは今年ももらい餅〉・・・まてよ、この間の作がちょうどいいだろう」
「〈梅咲くやわれにとりつく不精神〉・・・まてよ、〈門の梅不承不承に咲きにけり〉ふ~ん〈俺の梅よんどころなく咲きにけり〉・・・いや違うな。・・・〈わが梅も仕様ことなしに咲きにけり〉」
と推敲したと書いてある。
田辺聖子さんが見てきた訳でもないだろうに・・・?
あの伸びやかな句も、一茶の数々の推敲で生まれたとなると、人間一茶が見えて面白い。
昼暑く夜冷えのする五月かな・・・いや・・・停電で眠れぬ夜の夏来そう・・・いや・・・
節電で眠れぬ夜が今そこに・・・いや・・・文明も計画停電分明に・・・わお季語がない!
レベルの大差あるが推敲とは結構面白いかもです。
5月21日
資料館で俳画展あり・・・で追加・・・?

あ”・・・一茶の句あり。

のどかな句なり・・・・・!