『写真ですか・・・』
と飛んでくる・・・・
「あ~写真撮るだけだけど・・・ね!」
『良いですよ・・・ポーズ決めましょうか?』
「いいね・・・じゃ~ちょっと走るポーズしてよ」
『了解です!』
やけに、快活な車屋さんだ。
チョット近すぎ・・・ちょいバック・・・
あ”・・・小さい子供に接触・・・これは危ない・・・左に身をかわす!
ドシャ・・・・
松囲いの石に踵をとられて尻餅!
『大丈夫ですか・・・』
車屋君・・・
チョット、お尻は痛いが、子供は交した・・・女の子は呆然と立ちすくんでいる。
「ゴメンね!」
女の子は走って行ったが・・・
『何か落ちていますよ?』車屋君が丸い輪っかを拾う。
手元を見ると・・・

この状態のカメラが・・・
もう9年近くの相棒が無残な姿なりだ・・・
カメラを握っていたお蔭で、手を直接石にぶつけることも無く無事だったのか?
カメラは、スイッチを押すと電源が入り、レンズが出ようと頑張る。
ターミネーターのよう????
何となく、切なくなる思いだ!
『本当に大丈夫ですか?』
「大丈夫だよ!」
さりげなく去ったが・・・急にカメラとの思い出が・・・
たかがカメラされどカメラだ。