吉野山といえば、圧倒的な存在感の蔵王堂である。
いまは、四年に一度の【千人結縁潅頂】とやらで、どなたでも蔵王権現さまと縁を結ぶことが出来るそうだ。
ただし、冥加金とやら二万円必要というから・・・ふんとうなずく？
さてはて、此処での出来事・・・・
ドドドド・・・と、観光バスで訪れた、貴婦人（奇婦人！）で、堂内は押すなおすな、満員状況・・・・
４年に一度の大戸帳とあって、弥勒菩薩、釈迦如来、千手観音が青いお顔に、爛々と目を見開き、この世の悪は全滅してやるとのいでたちで、鎮座なされたいる・・・・
堂内では正面の本尊に、正座してズリズリと順番にお参りし、拝謁するのであるが、中には熱心な信者の方もいらっしゃり、なかなか進まない。
と・・・たまりかねたように、後ろから・・・
「早くしなさいよ、みんなつかえて困ってるのよ・・・」の声！
お・・・と思っていると、最前列のご婦人二人起立・・・
ところが、右側の婦人が寺の人とお話。。。
すると・・・・
「立つったら、ささっと、どきなさいよ」先ほどの奇婦人の罵声・・・・
よっぽど、腹がたったみえ・・・前列左側のご婦人・・・キット後ろを向き！
『だって、この人が動かないから、仕方ないでしょ！』
と・・・・
「ほら・・・また・・・そんな言いわけを言う・・・」追い討ち！
と・・・憤然と前のご婦人が・・・にらみかえし・・・
『何ですって！』
「違います、違います・・・私じゃありません？」
相棒が必死で否定してる。
視線が合ったようだ？
可笑しいの何の・・・何時間たっても笑える。
これじゃ～本尊様も台無し・・・涙が出るほど可笑しい！
これまでの寺廻りで、初めての出来事なり・・・桑原桑原・・・
仏様も・・・小母菩薩にはお手上げのようだ？