月一度の来社が、週一になり・・・最近は毎日来社!
ぱりっと三つ揃えスーツあれば、ブルゾン姿もある。
今日は・・・ブルゾンで・・・
『そうや・・・支払は済まさなアカン・・・』
いきなり、100万位は有るだろう、輪ゴム止めの一万円札・・・
「一寸待って、〇〇さんからお金を戴く謂われは有りませんよ!」
『何でやねん・・・?』
どうしても、払うという・・・
『ええか・・・払らわなあかんね!』
「戴く、理由がありません。」
『ほなら・・・どうすりゃ~ええねん?払うものは払って片付けとかんとな!』
「いずれにしても、当方はお金を戴く理由もなく、一度ご子息さんと相談されては?」
『あんなもん・・・あかん!』
一刀両断なり・・・
『女房が二年前から入院して・・・・・』
来るたびに、一歩通行の話の連続なのだが???
思えば、義姉が・・・義父は逝ってしまったが・・・
『おじいちゃんね、毎日10万円下ろして来いって聞かないの・・・下ろすんだけど、何かを買った様子も無いし、何に使ってるのか分からないけど・・・おじいちゃんのお金やからだめとも言えず・・・』
悩んで居たことを思い出した。
どうすれば良いのだろう・・・・
寂しそうな横顔で、時々見せる眼光は往年の精悍な営業マンの光はとうに無く、堀の深い日本人離れの表情の目は穴のように暗い・・・
金を求め、金・・・金・・・金と働き詰めの青春時代であったろうに・・・
とにかく・・・寂しい!