司馬さんは、おっしゃる・・・・
常盤御前は、当時のミス京都で、1,000名の中からNO.1に選ばれた女性だという。
生半可な美人ではなく、飛び切りの美人で有ったらしい。
ところが、当時の身分制度で、公家との結婚は許されず、武家である源義朝が射止めるのである。
義朝は、ことのほか常盤御前を愛し、3人の子をもうけたが、義朝が平治の乱で破れると、常盤御前は3人の子と囚われの身となる。
今度は清盛が常盤をみそめ一子を儲ける、だが残念ながら身分が低いせいもあり、普通の女性で教養もさほど無かったようで、清盛は飽きてしまい、凡庸で何のとり得もない藤原長成に嫁がせる。
ここでも、常盤御前は数人の男児を出産したと書いているが・・・・
数奇な運命とは正にこのことであろうが、常盤自身の心情は一切書かれていない?
ふむ・・・・
常盤の言葉が欲しい・・・
彼女は、誰を一番愛したのか?
歴史書には、書いてないが・・・
女の一生も・・・半端じゃ生きていけない、戦場であったのだろう・・・?
〔義経:上巻〕司馬遼太郎著より・・・!