中学受験したいと言い出した小4アズキと
かつて偏差値競争の世界から逃亡した
ゴリゴリに働く母おまめ
(時々、学歴に興味のない父)による
中学受験への道のりです。
先日、アズキの習い事の舞台があり
そこに私の母(アズキの祖母)も観覧に。
舞台の上のアズキを観て母は言いました。
「私は子供(私と兄弟)の育て方を間違えた。
勉強よりも習い事を続けさせた方がいい」
母は私が子供の頃、
高偏差値・難関校、有名企業が絶対の人で、
成績や収入の優劣で人を判断する人でした。
子が欲しがる物は何でも買い与え、私はそれで
お金は湧いてくるもののような感覚で育ち
大人になってからお金でとても苦労しました。
私の兄は田舎町では神童のように扱われる
成績優秀な生徒で、母の誇りでした。
ところが県トップの進学校に進み、挫折して、
絵に描いたように転落していきます。
大学時代は親元を離れ、
研究のためという口実(実際はギャンブル)で
毎月多額の無心を母にしていたらしいです。
社会人になってからは職を転々とし
引きこもりになって荒れた時期もありました。
人間関係をうまく築くことができず、
友人はいません。
アラフォーになって結婚相談所で縁談のあった
貴重なお相手候補は母に握りつぶされ、
アラフィフの今も実家で母と二人暮らしです。
私はといえば、
最難関校に行け、大企業に入れと
言われ続けることに辟易し
偏差値で比べられる世界から逃げました。
現実から目を背けたまま
マネーリテラシーも身に付いていないまま
社会に放り出された私の社会人生活は
満足に食べられない日々からのスタートでした。
大人になってからも
大手企業に勤める人と結婚しろ、
女の幸せは子供を産み育てることだ、
と言われ続けることから逃れたくて
母が喜びそうな人と結婚し、出産。
でも元夫のモラハラにより別居・離婚しました。
元夫が高収入であることと
元夫の実家が裕福なことを理由に、
女は我慢するしかないのだと母に離婚に反対され
私は数年間、母との連絡を絶ち住所も教えず
シングルマザーをしていました。
今はとても幸せに暮らせています。
母は自分の子育てを後悔しています。
そして私は
母を反面教師にして子育てをしてきました。
勉強ができても、難関校へ進学しても
その後の人生は何も約束されません。
高収入でも、資産がたくさんあっても
幸せになれる訳ではありません。
それを私は身を持って痛感しています。
一方で、20代の頃の
ギリギリ生きられるレベルの貧乏生活や
シンママとして辛酸を舐める日々も経験し、
お金の価値もきれい事でなく理解しています。
満足度の高い生活のためには
ある程度のお金は必要で、
そのためには社会から信用を得て
仕事を得なければなりません。
では信用を得るために必要な学力・知識と
コミュニケーション能力や人間性を
いつ、どうやって、どんなバランスで
身につけていくのか。
アズキに関しては、小4の今から勉強漬けにして
1つでも上のランクの学校を目指すより、
芸事の習い事で上下関係や協調性、
目標達成プロセスを体感した方が
人格が磨かれ
豊かな人生が送れるのではと思っています。
一方で、アズキ本人が目指しているのは
人気の高い難関校。
ゆるく受験して叶うほど甘くない現実があります。
全ては手に入らないし、正解は分からない。
A/Bテストもできないし、やり直しはきかないけど
だからこそ、何度も何度も親自身が
問を繰り返していく必要があるのだと思うのです。
目的と手段を間違え、
「育て方を間違えた」と
人生終盤で嘆くことにならないように。