ある日娘が

「水族館とディズニーランドに行くのが夢の一つだ」
と言っていた。いつかは友達に「水族館いったことないの?!」と驚かれてショックを受けていた事もあり、
なんだか切なくなり・・
恥ずかしながら水族館は子供達も私も行ったことがない。

前から連れていってあげたいと思って密かに考えていたこともあって、
男鹿水族館まで車で行ってみることにした。
県外まで一人で長距離の運転は初めて。

ゆっくりドライブするつもりで挑戦したら、時間的にお年寄りや、トラックなどもあってか、行きは到着まで5時間かかっていました(笑)

5時間、運転できるものだな。と一人で関心していると小6息子は「帰り、運転大丈夫?」と心配してくれている。
男の子は 『お母さんを守る』気持ちがあるって聞いていたけど、本当にそうだなとつくづく思う。
ここで「子供に心配させて情けない」は封印。だって、初めての長距離だもんね。
娘は心配する様子はなく、私を信頼しきっている。

海が見えても目的地までまだまだ遠い半信半疑な長ドライブも、だんだんと『水族館この先◯◯km』が見えてくると実感が沸いてきたようで半分寝ている子供達もテンションがあがる。





「本当に着いた・・!」

水族館に到着、娘が私の携帯で眺めていた水族館の画像と同じ大きな水槽を目の前にして、感動している。


息子は後から興奮が沸き上がるタイプなので、初めは行き慣れた近場の動物公園なみのテンションが中盤から
「ぼく・・ぼく・・、水族館って生まれて初めて!!!」
って目をキラキラさせて感動してくれた。


食い入るように小さなコーナーも逃さず一つ一つ丁寧に観察する子供達。

連れてきて本当によかった。
親子でお出掛けなんて、もっと大きくなったら出来なくなっちゃう。
だから、少し無理しても、今この瞬間の子供達と一緒に沢山の思い出を作りたい。
人生は一度きりで、誰にも明日は補償されているわけではないと思うから。
照れ臭い言葉も 煙たがられるまでは、きっかけがある度に言うようにしている。

「こどもの日、おめでとう!お母さんの所に生まれてきてくれてありがとう!」

帰りは、「大丈夫、帰れるから!」と言っても息子は途中まで携帯のナビを持ってナビしてくれていました。
「一度来た道だし、もう大丈夫だよありがとう」
と言うと安心して眠ってしまいました。
帰りは道路も空いていたのもあって、3時間で帰ることが出来ました。

翌日は、感動が後から沸き上がる息子は一日中ハイテンションでした。
小さいときも、シンケンジャーショーとか、そういうイベントは、その時は「ポカーン」で、つまらなかったかな?と心配しても帰宅後にものすごく興奮してウッキウキだったな(^^;

本当にありがとう。
一緒の思い出を作ることが出来てよかった。