警告:後半わりと重くて不快な話になります。苦手な方は回れ右推奨です。
引っ越しの度、倉庫に保管して頂いた絵が、私の下に。
— 錦織一清 vintage (@kazz_nishikiori) September 7, 2023
引っ越しをした訳ではありませんが、ファンの方が描いてくれた、23の時の私です。
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ワンクッション、ハリさんとこに置いてもらいます。
カッコよく描いてくれ過ぎてます。 pic.twitter.com/fJD2pXlgOD
ニッキの初主演ミュージカル『GOLDEN BOY』。
元はサミー・デイヴィスJr.主演で1964年から上演されたブロードウェイ・ミュージカル。そのまた大元は、デイヴィス版もトライアウト公演後に胃癌で亡くなるまでは担当していた劇作家クリフォード・オデッツが1937年のブロードウェイ上演用に書いた同名の劇で、移民・階級がテーマで主人公はイタリア系アメリカ人(演じたのはロシア系ユダヤ人俳優ルーサー・アドラー)でした。デイヴィス版に関する詳しい説明はJamieさんによるデイヴィスのファンサイトをご覧ください。
それから20年以上経った1988年の日本での上演は、当時のニッキのファンの年齢層を考えると大いに意義があったと言えるでしょう。私の世代って、アメリカの奴隷制度や南アフリカのアパルトヘイトについてはそれこそ小学生の頃から習うけど、奴隷解放後のアメリカで黒人がどんな問題に直面してきたかを大半の中高生は想像しにくかったんです。マイケル・ジャクソンの「Black or White」は1991年発売、映画『マルコムX』の日本公開は1993年で、1988年にはまだそこに目が向いてませんでした。
地方から観劇のために上京できる年齢でもなく、金銭的にも『PLAYZONE'88 カプリッチョ -天使と悪魔の狂想曲-』のVHSを諦めてどうにかこうにか買えた『GOLDEN BOY』のVHS。ストーリーと演技に心を揺さぶられ、歌声に聴き惚れ、ダンスに見惚れ、テープが擦り切れるほど繰り返し鑑賞したものです。
できることなら円盤で持っていたいし、新たにニッキに興味を持った人にも観てもらいたいと切実に思います。でも、色白な日本人俳優がドーランを塗りたくって黒人役を演じた作品など、今さら円盤化や配信は難しいでしょうね。時代の変化を感じます。
それとはまた別な、時代の変化というものを考えてくださいよな案件。山崎正人(木山将吾、山崎銀)氏の書籍のどこからどこまでが事実かは私にはわかりません。ただ、ソーセージの逸話を以てヒガシを異常者扱いする世間の動きには強烈な違和感を覚えます。
山崎氏がジャニーズJr.だったのは1980年代中期だそうです。アラフィフの私が大学に入った頃は、〇・〇〇〇や〇といった名門男子校出身者から、中高時代の寮や専用下宿でのイチモツの見せ合い弄り合いの話を普通の下ネタとして聞かされていました。また、クラスやサークルの飲み会で女子が帰ってからは頭に載せてチョンマゲとか皿に載せてフランクフルトなんて「珍事」に発展したという後日報告も、ちっとも珍しくなかったです。
当時の知り合いで、卒業後によからぬ接待を楽しんでる人はそこそこいるのでしょうが、少なくとも性犯罪で捕まったり性的異常者扱いされてる人は今のところいません。そんな時代の男子のソーセージの件、本当のことだったとしても、決して褒められたものではないけど異常なんて言う方がおかしいという感覚です。私と同年代の人が叩いているのを見るとそこまでしてヒガシを陥れたいかと首をかしげてしまいます。
もちろん、性的加害は今も昔もダメ。事務所はちゃんと対処すべきです。むしろ現事務所は被害者対応に専念して、所属タレントのマネジメントは新会社を作ってそっちでやるのが筋じゃないかとすら思います。ただ、現状の報道とそれを楽しむ野次馬は、被害者や被害を受けたかもしれないと世間が想像する人たちの心を踏み躙ってませんか?「真実を明らかにする」ことは大切だけど、個々の被害者が本人の意に反して特定されたり、人前で問い詰められたりしたら、それはもう二次被害です。
それから、男→女の性的加害よりも男→男の性的加害の方が「より悍ましい」というスタンス。心の中で思う分には自由(男性にとっては男→女なら自分は被害者になりえないので実感が薄いのは当然のこと)ですが、メディアがそれを匂わせたら今の時代にはアウトでしょう。
もうひとつ。他の大手事務所で、既に死去した先代による大規模な枕営業強要をメディアが把握していて...という事態になった時に、社長が男性でもここまで苛烈な引きずり下ろしが起こるのか大いに疑問です。前社長女史に対しては今まで反感しか覚えたことがありませんが、この点だけは気の毒に思えます。いや、同情ではなく、単に男性優位社会の嫌な部分を嗅ぎ取って憂いているのかもしれません。
長く、重い話になってしまいすみませんでした。お読みいただき感謝です。