●我が家に居た2匹の愛犬
(もちろん、2頭がモデルの自分の力作)
自分のパソコンのデスクトップに居たり、SNSのカバー写真の犬。
彼らは我が家で飼って居た愛犬。
名前は、大きくて黒っぽい方が「ライ」。
小さくて茶色っぽいのが「エル」。
犬種は、どちらも「パピヨン」なのですが、「ライ」は体も少し大きめです。
おまけに耳が完全に寝ているので、先祖返りの「ファーレヌ」と言われていました。
息子がまだ独身で今の自分の部屋に住んでいた頃、親に隠して飼い始めました。
最初は「駄目だ!」と自分も叱りつけましたが、何回か顔を合わせると可愛くて。
自分も若くて足腰も余るくらい元気だったので、良く散歩に連れて行きました。
散歩中、リードをしていない大きな犬に追い掛けられた事もありました。
その時は、猛犬は飛び掛かってきましたが、自分は「ライ」を抱え上げすんでの所で攻撃を交わしました。
こちらからは何の攻撃も仕掛けませんでしたが、大きな犬はもんどりうって転がり、「キャンキャン」鳴きながら逃げて行きました。
その後、「また来るかもしれないから」と「ライ」のリードを外しましたが、自分の傍を離れませんでした。
息子は、結婚すると犬を残して彼女と暮らし始めました。
母親は、「結局、親に迷惑かける」と怒りましたが、最終的には「ライ」は自分と一緒の部屋で暮らしました。
その彼女が飼って居たのが「エル」。
いつ頃から飼い始めたのかは聞いて居ないが、当然、独身時代から。
何年かして、自分が大病を患ったり子供が産まれたりした関係もあり二世帯家族に。
2頭は最初は歪みあって居たが、直ぐに仲良くなりました。
ライは少しおっとりしているが、いざとなったら強い。
自分も随分と噛まれました。
「危険な犬」という訳ではなく、驚かせたり逃げ場が無くなって噛む。
もちろん、そんな時は反省して居ました。
エルの方は痩せているのに元気が良く、1日中走り回っていた。
●「ライ」が病気で死んだ
「ライ」は、2年ほど前、病気で死んでしまいました。
自分も家族全員も酷く落胆した。
(PCの壁紙に居る、元気な「エル」)
弟分の「エル」も元気が無くなり、余り走り回ったりしなくなりました。
そして、一昨年の年末、病気は無かったのですがご飯を全然食べ無くなり、やがて天国へ。
2頭はとても仲良しだったので、残された「エル」は寂しくて仕方が無かったのだと思う。
孫達は、2頭のお葬式にも立ち会っているので、「また飼いたい」とは言わない。
2人とも、最初は2頭を思い出して良く泣いていた…。
悲しいけれど、命あるものはいつか死ななければならない。
悲しむよりも、楽しかったペットと仲良く遊んだ頃の思い出を胸に抱き、残された者はこれからも強く生きていく。
2頭は、デスクトップにはいつも居るし、アイコンにも居る。
でも、この前久し振りに作ったアイコンで「ライ」の名前を昔飼って居た「ララ」と間違ったのはかなりヤバい。
「ララ」も「時々は思い出して!」と庭の石ころのお墓の中で主張したかったのかも知れない。
後で、「なるはや」で修正して置こう。
ちなみに、2頭には怒られるかも知れないが、お馴染みのキャラは2頭を合成したものだ。