意外と知られていない「ジオタグ」 | White hat hacker hachi のブログ

White hat hacker hachi のブログ

ロシア帰りの純粋な日本人ホワイトハッカーのブログです。

●セキュリティーの常識「ジオタグ」

 

(ジオタグ対応アプリの例)

 

「ジオタグ」とは、写真や動画、あるいはSNSの投稿といったさまざまなメディアに追加できる、位置情報(緯度・経度)を示すメタデータのこと。

(ちなみに、「ジオタグ」を付けることを「ジオタギング」と言う)

ジオタグ付きのデータは、ジオタグをサポートしているアプリケーションやサービスを使うと、地図上の対応する個所に自動的に配置出来て便利。

写真を管理するサービスであれば、撮影場所によって写真を振り分け、地図上の興味のある場所の写真を閲覧すると言った事も出来る様になる。

しかし、この便利な機能のジオタグには大きなデメリットもある。

例えば、自宅でスマートフォンのカメラを使って飼っているペットを撮影したとき、ジオタグが有効になっていると、撮影した画像に自宅の位置情報が付与されてしまう。

このことを忘れたまま、TwitterやFacebookなどのSNSに画像をアップロードしてしまうと第三者に自宅の場所などが把握されてしまうリスクがとても高くなる。

それを防ぐには、スマートフォンやデジタルカメラにある位置情報の機能をオフにするなどの対策をする必要がある。

自分の場合、カメラ側はいつも「ジオタグ有効」に設定しているが、投稿には必ず特定の「画像縮小」のアプリを使う。

Web上では、表示の速度などの関係で必要以上の解像度でアップロードは「意味が無い」と言うよりも「害」になる。

だから、この時必ず「ジオタグ」を削除する様に設定してある。

 


(画像縮小アプリ)


「画像は必ず縮小して使う」と言う事を「必須」と決めていれば漏れは無くなる。

 

(画像縮小でジオタグはもう、消えている)


勿論、「確認」は毎回必ずする。

 

ジオタグ

 

特に、「セキュリティー関連の話題を扱う人」はこれを忘れると大変なことになる。

いつも「コケ」にしているスパマーに住所を知られると仕返しされる可能性がある。

 

 

●見落としがちな事

 

 

 

(ワンコの目。意識的に解像度を落としてある)

 

意外と見落としがちなのは、「動物」や「人間」の「目」。

 

状況によっては、「目」には、映ってはならない情報がはっきりと映り込む。

 

悪意のある者がこれを解析してしまう事がある。

 

そう言った意味合いでもWeb上では画像は必ず縮小してから使うのが賢明。

 

画像は縮小することでリスクは確実に小さくなる。

 

また、記念写真などをWeb上にアップする時は、「電柱など」が映り込む事もある。

 

これも忘れられがちである。

 

同様に「鏡」、「テレビやPCのモニター」も注意する必要があり、「簡単にSNSに画像をアップロードしない」と言う事も心がけるべきだ。

 

あと、自宅前で珍しいものを拾っても簡単にSNSに取り上げない事。

 

強盗犯に狙われるリスクもある。