●Amazon詐欺メール
各業界の不振が続く中、Web 通販は好調だ。
Amazonのユーザーのアカウントを乗っ取ってギフトの残高を盗む行為は、じつはほとんど成功しない。
仮に上手く掠め取って買い物をしても、発送から到着までのタイムラグがある。
ユーザーが気が付いてサポートに連絡すれば一発。
発送途中の荷物でもストップ出来る。
オマケに「配達住所」はバレバレだ。
ユーザーが気付かなくても、専門のスタッフが不審な買い物を一件一件チェックしている。
Amazonのサポートはとても優秀だ。
こちらから問い合わせした時も、「わざと間違えた質問」をして来る技も持ち合わせている。
これで良く捕まる輩が居るが、コイツらはズブの素人だ。
本当の悪者は、詐欺メールからフィッシングやワンクリック詐欺などで集めた個人情報を活用する。
今の所、「ウイルス入り添付ファイル」は同梱されていないが、「リンク先」には居るかも知れない。
●結局、ユーザーが気を付けるしか無い
最近、ようやく業界のセキュリティも厳しくなって来たが、最近まではやり放題。
銀行は被害があっても出来るだけ公表はしない。
銀行の評判に関わるからだ。
ドコモ口座の被害は、 銀行からの申告に基づく被害件数は143件、被害総額は2676万円に上る。
本当の被害額は底知れない。
それでいて、システムの問題など提案は誰もしない。
良いことでも、上層部の責任追及に繋がる事は皆んな見て見ない振り。
これでは改善は望めない。
詐欺グループは盗んだ個人情報を利用してなりすましで勝手に口座を作り、預金や融資まで引き出している。
当のWeb 通販サイトは、確かに詐欺犯がサイトの名前を利用して悪事を働いているが、大した被害でも無い。
これだけサイトの名を語る詐欺が横行しても、サイトの責任では無い。
悪いのは犯人だ。
だから、形ばかりの注意喚起はしても本気で犯罪撲滅なんて真剣に考えて居ない。
警察だけが頼りになりそうな気がするが、警察も大きな組織。
結局は世論が盛り上がって動かさないことには埒が開かない。
Web メールなども随分とセキュリティに力を入れ出している。
全く人気が無くて会員もほとんど居ない放置サイトだって、のんびりとしては居られない。
それなりの予算と人員を割いて、セキュリティには万全の体制を取らなければならない。