今日はまんがのお話です。
長男を幼稚園に送り出すと、次男が程なくしてウトウト…。
家事を一気に済ませて、私の貴重な自分の時間らしきものがやってきます。
次男のR君も朝が早い子なので、殆どはこの時間を仮眠に充てるのですが、最近「児童福祉司 一貫田逸子」という漫画を、チョコチョコっと携帯で読んでいます。
毎度胸がギュッとなる話なのですが、今日の「悪魔の子」という話はADHDの子を持つ母親の話で、他人事とは思えず同情したり、感動したりで泣きました。
ネタばれになっちゃいますが、道でしょっちゅう子供を叩いているママさんが、虐待を疑われてしまいます。実は彼女の息子さんはウチのT君のように「育てにくい子」です。
ADHDの事を知らず、子供の扱いが解らないから、夫婦の関係はギクシャクし、ママさんは無理心中未遂にまで追い込まれて行ってしまいます。
本当に他人事ではありません。
この漫画のママさんは、「どうしてウチの子はこうなのか?」と責めます。
ただ、はす向かいの同世代の子を持つママさんが、この人の救いになります。この方自身が生まれながらに障害を持っていて、親に殴られながら、泣かれながら育った経験がある方で、息子さんの障害にいち早く気づいてさり気ないフォローをして、追い詰められたママさんは最後の最後で踏みとどまることが出来たのでした。
私も「育てにくい子」を持つ母として思います。
地域全体で「本当」の意味の理解が必要な事。
私たちのような母親は、精神状態がギリギリです。
私の場合、4年は3時間以上ぶっ通しで寝たことがありません。
転勤族で知り合いも少ないです。両親を頼ることも遠方なので出来ません。
夫は出張が多く、殆ど一人で子育てしています。
なのに子育てが上手くいきません。
定形の子とは育ち方が異なるので、ママ友とも上手くいきません。
本人には一生懸命説明しても、抱きしめても、押さえつけても、自分の意志が伝わりません。
2歳代の本当に酷かったころ、
「高いところは登っちゃだめ」
と何度も教えているのに、登っては落ちて怪我ばかり。
今以上に寝ない子だったので、私は睡眠不足でボーっとしてしまい、そんな時に限って縫うような怪我をするので、その度に生きた心地はしませんでした。
次第に声は枯れてガラガラになり、腕を引っ張る右手は腱鞘炎になり。それでも危ない事を辞めなかったとき、私もこの漫画のママさんのように、この子と一緒に死んだら楽になるんじゃないかなと思った事が何度もあります。
発達障害の事、いきなり言われても動揺します。
妊娠中に読む雑誌の記事に、ダウン症などと並べて書いておくべきだと思います。
そして、発達障害は療育を受ける事によって、治りきらないまでも、殆ど解らなくなる事も書いてほしい。(早ければ早いほど!)
理解が無い親が理解の無い親を責めて、追い込んでしまう、この負のループは早く断ち切って欲しいです。