日本民族の起源 石田栄一郎ら編 平凡社
古いシンポジウムの記録。この種の記録はいろんなテーマが勝手に語られ、まとまりがないのが普通だが本書は違っていた。
各界の学者が集まって「日本人の起源」を真剣に検討している。結局「いろんなところからいろんな文化・生活様式を持った人たちがやってきて影響しあいながら独自の文化に仕上げていった」と言うのが正解だろうがその過程は興味深い。
縄文/弥生期の変換は狩猟採取から農牧社会への変換だ。このほかにも多くの変換点があったようだ。今回特に興味を持ったのは古墳時代の馬の導入だ。馬がいるかいないかでは生産も移動も全く違う。これが古墳時代に入ってきたということはここで時代区分を変えなければいかないのではないかと思うほどだ。そのほか知らないことが宅段あった。
