私が用意した誓約書は

1、夫と二度と関わらないこと
1、家族にも関わらないこと
1、携帯番号を変えること
1、1つでも守られない時は訴状を起こして
  慰謝料を請求すること

そのくらいだったとおもう


本当はボコボコに痛めつけてやりたかった
けど、人を傷つけて罪悪感が残るのは
嫌だった。
夫の会社に逆襲する可能性もある
わたしの性格上いろいろ考えてしまい
それ以上のことはできなかった


そして、女と会う日

約束の場所へは夫と一緒に向かった

夫は車から降りることはせず、私は交番の前
に立った。

女が近づいてきた
『〇〇さんですか? ××です』

『ここにサインして下さい、以上です』
と誓約書を差し出した

女はすぐにサインして私に戻した

そして、私にも誓約書を用意してきて
サインするように求めてきた

(何様のつもりだ…)

『こんな物であなたを信用できるわけが
ありません。約束を守れるかどうか今後の
様子をみさせてもらいます。なので、私は
あなたの誓約書にサインはできません
ただ、あなたが約束を守る限り、
あなたとは一切関わるつもりはありません』
と言って、夫のいる車に戻った


夫は…とみると
シートを倒し、私と女のやり取りは見てい
なかったようでした

助手席に乗ると『ごめんなさい』と言ったが
私は黙っていました