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高齢者の交通事故が
後を絶ちません。
昨日傷だらけの車を
高齢者の方が運転されていて
ちょっと、怖くなりました
高齢者の方の
「人権」「権利」など
賛否両論ありますが
私はいつも被害者側の
気持ちになります。
介護士ですが
高齢者の方の味方
なわけではありません。
もしも
自分の家族が被害に遭ったら
絶対に許せません
自分ならまだしも
夫や子供、孫が被害に遭ったら
あるご利用者様の娘様も
そう言っておられました。
共働きの公務員だった
ご両親。
ご自宅には家族旅行の写真が
たくさん飾られています。
退職後
認知症になられました。
支援当初は
- デイの送り出し
- 迎え入れ
- 夕食づくり
等の支援でした。
デイのない日は
お2人で車で
外出されていました。
その様子を伺うと
「駐車場で迷った」
「車をこすった」
など、危険な状態です。
その都度ケアマネと娘様に報告。
以前娘様が車の鍵を隠した際
お父様が外を探しに回って
ご近所と騒動になったことがあり、
それからは
「怒るから」と強硬に
何かすることは
ありませんでした。
「運転が出来なくなる」ことは
行動範囲を狭め今まで来たことが
出来なくなって
- 症状の悪化
- 娘様に介護負担の増加
に繋がりますので
なかなか実行に
移せないようでした
ところが、ある時、
ご両親がショートステイを
利用されている時に
車を処分されたのです
これで運転出来なくなりました。
その後ヘルパーに
「娘が車を処分した」と
お2人は、憤慨されていました
ですが、ある日自転車で
お父様が外出。
その日は帰宅されませんでした
近県で転倒し
入院されていたのです
もし、娘様の決断が遅かったら。。。
車の事故だったら
大惨事になるところでした。
娘様は「加害者にさせたくない」とも
以前おっしゃっていました。
公務員として立派に働き
家族も大切にしてくれていた
ご両親です。
娘様の御両親への強い愛と
「今まで以上に認知症の介護をする」と
決めた覚悟を感じた出来事でした。
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