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私はハケンで
訪問介護員(ヘルパー)をしています。
施設介護に比べれば、
ご利用者様との距離が
1番近い存在と言って良いでしょう。
訪問の際、
つい「その日のやらなくてはいけない支援」
を優先してしまいそうですが、
1番のやるべきことは、
「ご利用者様の変化を見逃さない」
ことです。
もちろん誰でも毎日同じではありません。
ですが、高齢者の方は
自分から大きな変化を
求めることは少ないのです。
(ゴミ箱の位置を変えるだけでも一苦労)
体調の変化を
「何か変なの。。。」と
言ってくれるとは限りません。
「心配かけたくない」
「大げさにしたくない」
「迷惑を掛けたくない」
「自分は大丈夫」
と、思っておられるからです。
ですので、1番身近の存在である
訪問介護ヘルパーの
最優先事項は、
「変化を見逃さないこと」なのです。
そもそも、介護保険を利用する際、
その方の1番困っていることを、
明確化する質問事項が
市町村窓口・地域包括支援センターに用意
されています。
それは、大きく分けて6項目
低栄養状態
口腔機能の低下
閉じこもり
運動機能の低下
認知機能の低下
うつ症状
です。
低栄養状態
独居の高齢者に多いのは、
「低栄養状態・たんぱく質不足」です。
たんぱく質が不足すると、
- 運動機能も低下
- 転倒・骨折の原因となり
- 認知症のリスクが上がる
ことになりますので、
しっかり食べられているか、
ご本人に伺う以外に
- 残飯や冷蔵庫を確認する
- 好き嫌いをしていないか
- 食事量が減っていないか
など、確認します。
なかには、
「肉や魚は値段が高い」
「調理も食べるのも面倒」
と言われる方もおられます。
そういった方には、
メインディッシュを
「卵や豆腐」と使った料理の提案をしたり
炊き込みご飯にそぼろ状のお肉を混ぜたり
サラダや和え物にしらすや豆類を
混ぜてみるなどの
工夫をしてみるのが
良いかと思います。
観察ポイント
- 食事の回数が減ってきている
- やわらかいものやあっさりしたものを好む
- 抜け毛が増えた
- かぜをひきやすくなった
- 下半身やおなかがむくんでいる
- 傷が治りにくい
- 口や舌が乾いている
- だるそうにしている
それから、忘れてはいけないことは、
その変化を、
「記録に残し、口頭で報告すること」です。
いくら自分だけがご利用者様に
働きかけても、
ご利用者様の健康を支えることには
足りていません。
他のヘルパー、事業所、サービス提供者
と情報を共有し、
ケアマネージャーに伝わって
初めて医療との連携がなされます。
実際に私のいた事業所で
担当のヘルパー数人は
変化に気付いていて、
ご本人様に提案をして、
記録も残していたのですが、
事業所への報告が口頭で
なかったために、
「貧血になってしまった」とか
逆に
「食べ過ぎて高脂血症になってしまった」
ということがありました。
まとめ
低栄養状態は、
ご利用者様の健康、ひいては寿命にも
大きく影響していきます。
「変化」を見逃さないよう
注視して、報告も口頭で行いましょう
口頭での報告は面倒かもしれませんが
あなたが、信頼を得られる
最良の手段でもあります
本日も最後までお読み頂きまして
ありがとうございました
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