随分前の話だが、同僚に物凄いタバスコ好きがいた。

何にでもタバスコかけるのだが、その量が凄かった。

数滴パパッとかける、というのが一般的だが、彼の場合は、一面にたっぷりとかけるのである。

当然あっという間に一本使い切るもんだから、家に遊びに行ったら、何箱もダース買いしていた。

彼の影響で、僕も一時タバスコをかなりかけて食べていた時期があった。

今でも普通の人に比べると消費は多いと思う。

ところで、そういった辛いものは、慣れでかなり感覚は変わると覚えている。

当時、凄いタバスコかけていても、辛さはもちろん塩味やビネガーの酸味も同じ様に感じていた。

慣れると辛さは薄れるのである。

こうなってくると、辛さにもいろんな辛さがあると解り始める。

爽やかな辛さ、甘みのある辛さ(笑)単調な辛さ。

機械的に辛味だけを抽出して作られた、攻撃的な辛さは旨味がない。

本当に辛旨なものは辛さの奥に旨味が隠れている。

そういった、深さのある辛味に出会った時は宝物を見つけた様な不思議な幸福感がある。

もちろん失敗して旨味にたどり着けない事も多々有る。

今夜もそういった宝探しに出かける事にした。

目指すは「蒙古タンメン中本」今更感が強いが、実は過去に一度ガッカリした事がある。

その時は正規メニューじゃ無かったので、今回はちゃんとお店でガッツリ辛いのを頼んでみる事にした。
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吉と出るか凶と出るか今から楽しみである。

頼むよ、「誠」の文字に偽りがありませんように…
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