今日、仕事終わりに上司に声をかけられた。

「南部さん、ちょっと良いか?」

神妙な顔つき、イヤな予感がする。

もしかしたら、辞令か?

二人で休憩室のテーブルを挟んで座る。

何故か普段イケイケの上司が話しにくそうにしている。

そんな深刻な話か?

ビクビクしながら待っていると、意を決して上司が口を開いた。

「聞きたいことがある…」

えっ何?この重い雰囲気、俺そんな大変な事しでかした?

「ホルモンが好きか?」

あらっ?どういう事?飲みに行く誘いか?

「はぁ、好きですけど」

とたんに急に喜色満面になる上司。

「そうか~俺も好きなんだよ、マキシマムザホルモン!」

そっちかい!!

その後、根掘り葉掘り何時からとか、ライブには良く行くのかとか聞かれた。

まぁこの上司と一緒にライブ行くのは、何とか避けたいので、

そんなに知りません、良い曲ありますね~とか言ってごまかした。

あ~ビックリした。

もし、この上司とライブなんて行った日には、

「ヘッドバンキングするおっさん二人」

という笑うに笑えない画になるところだった。 

それにしても、なんでバレたんだろ?

…そうか、ここか。







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