今日は一日ぐずついたお天気。

午前中は、以前から予定されていた”木の花菌(このはなきん)仕込み”の公開講座でした。


木の花菌は、EM菌(有用微生物群)をベースに木の花独自の方法でさらに抗酸化力を高めて培養した菌で、ここでは、農業資材として作物に散布するだけでなく、家畜のえさづくりや、水で希釈して鶏やヤギに与えたり、砂糖で甘みをつけて人間が飲んだりと、生活のありとあらゆるところで利用されている、まさにここの生活を支えるベースとなっている存在です。


その仕込み方法の公開とあって、今日の講座には、みろくビレッジの3人に加えて、愛知県豊橋市でイルカビレッジを立ち上げたイルカマンとコットンマンの二人、そして静岡県清水市で農業を始めた方も参加しての、少人数ながらも和気藹々とした和やかな時間となりました。


木の花菌を仕込む時、いさどんは言います。

「バクテリアはとても繊細な存在。扱う人の心が、その働きにも大きく影響すると考えられる。だから私は神事を執り行うかのような心構えで毎回の仕込みに臨んでいる。」

その言葉、その姿勢に、参加者一同、身と心を引き締めたのでした。



そのときにふと、「素粒子の世界」のことを思い出しました。


素粒子の世界では、人の思いが物質に影響を与えるということが証明されている、という話を聞いたことがあります。

微細な世界では、心が物質に影響を与えるということが科学的にも証明されている、というのです。


これを聞いたとき、とても驚いたのを覚えています。

なぜなら、この物質世界は、素粒子の集合体です。

であるならば、なんであれ、人の思いは現実化する、ということを意味するからです。


そして、思いが強ければそれだけ物質に与える影響も大きいでしょう。

いろいろな超能力や超常現象といわれる、これまでオカルトと呼ばれていた世界も、これからは科学的に解明できるのではないか。

これは、ものすごく画期的な発見だと思います。

それは、このことが、『心が現象を作っている』ことを証明することを意味するからです。



木の花では常々、『現象を頂く』という言葉が使われています。

それは、どんな現象であっても、『現象をもって真実となす』という意味です。


ここでは、現象が起こると、自分の心を見返って、その現象を引き起こした原因を解決していくことが求められます。


それを如何に『潔く』行っていけるか。


これは、自分に変なプライドなどの執着があると、なかなかスムーズにはいきません。


その結果、何度でも同じ現象を繰り返すことになります。


しかし、これは実はありがたいこと。


この世界を生きる目的が、「体験による魂の成長」だとしたら、問題ごとと言われていることが本当にありがたい現象。

だから、それが繰り返し訪れるというのは、それだけ学びの機会を頂いているということだと思うのです。

それは、先生が、なかなか問題を解けない生徒に、ちゃんと出来るまで辛抱強く待ってくれている様子に例えることが出来るでしょう。

手を変え、品を変え、あらゆる時と場を捉えて、その人にとって本当に成長になるように、現象は現れるように出来ている。

それがこの世界に流れるしくみだと思うのです。


そのことにみんなが気付いたとき、この地球上から問題ごとといわれていることが、一気に消滅するのではないか。


なんとなく、そんなイメージが湧いてきました。


この地球に起こっているさまざまな現象が、一人ひとりの心を反映したものだとしたら、一人ひとりがそれに気付いて自分の心を見返したときにそれは現実に成りうるでしょう。


アインシュタインの言葉。

「問題を作り出したものと同じマインドセットでは、その問題ごとは解決できない」


この言葉は、そのことを暗に示しているのではないだろうか。



本日は、バクテリアの培養から、心が現象をつくるという宇宙の法則にまで思いが至りました。



ここに来て一ヶ月を過ぎました。

心を耕す毎日を過ごすうち、いつの間にか種が蒔かれ、何かが芽を出したような気がします。


その芽を少しずつ育てよう。


今日も一日、心にたっぷりの水を頂きました。

ありがとうございました。




12/5の研修内容

午前
・木の花菌仕込み講座

午後
・農業講座~第5回 育苗と踏込み温床づくり~


・ウェルカムコンサート
・大人ミーティング