こんにちはニコニコ

 

みんなが楽しく!元気になる!!

キッズ食育を伝えたいキラキラ

 

元栄養教諭の

Jr.キッズ食育トレーナー たまヒヨコ です。

 

暑い日が続いていますねアセアセ

 

今年の夏はコロナ対策と熱中症対策

ダブルで対策しなくてはいけないのに、

この猛暑・・・ガーン

 

今年はもう夏休みが終わり、新学期が始まっている地域もあるので

お子さんの熱中症を心配している方もいるのではないでしょうか?

 

うちの子の学校は、まだ夏休み中ですが、

8月の上旬まで学校があり、

3時ごろ めちゃくちゃ暑い時間に下校なので

家に帰ってくると、汗だくで、

ゆでだこのような真っ赤な顔をしていたので、

熱中症心配していました。

 

学校へ行くときも、お友達と遊ぶときも、

子どもが出かけるときには、

必ず水筒を持たせるようにしています。

 

水筒に入れるのは・・・

 

我が家では、麦茶にしています。

 

 

 

 

ここ数年、夏前になると、

学校から

「熱中症予防にかかわるスポーツ飲料の持参について」

というお知らせが配布されます。

 

学校にスポーツドリンクを持ってきてもいいよ

というお知らせです。

 

 

学校でも、熱中症対策は重要な課題なので、

いろいろ対策をしてくださっている中の一つなのだと思います。

 

 

でも、、

普段持たせている1リットルくらいの大きな水筒に

お茶の代わりにスポーツドリンクを入れて、

それを学校にいる間自由に飲む

というのは、心配な面もあります。

 

スポーツドリンクは、熱中症対策に必要な

水分とミネラルをバランスよく含んでいるかもしれませんが、

とりすぎてはいけない、糖分も多く含んでいますアセアセ

 

糖分は、栄養素でいうと、「炭水化物」に分類されます。

お米と同じ仲間になるのですが、

体に必要な炭水化物はできるだけ砂糖以外で

とる方がよいと思います。

 

砂糖を、たくさんとると、血糖値が上がります。

 

血糖値が上がるのを心配するのは

糖尿病の人だけではないかと思うかもしれませんが、

(私も昔はそう思っていました。)

それは違います。

 

血糖値は、私たちの日常生活に深く関わっています。

それは、子どもも大人も同じです。

 

急激な血糖値上昇は、体に悪い影響があります。

 

のどが渇いたときに、スポーツドリンクを一気にたくさん飲んで

糖分を多量摂取してしまうのはよくありません。

 

 

 

 

甘い飲み物は、飲むとまたのどがかわいて、

もっと飲みたくなってしまいます。

 

スポーツドリンクは、他のジュースに比べれば、

それほど砂糖は入っていないと思うかもしれませんが、

砂糖は、たくさん入っています。

 

飲む時や買う時に、

栄養成分表示を確認してみてください。

 

ペットボトルに記載されています。

 

 

 

 

 

確認するときの注意点が2つあります。

 

①「砂糖」や「糖分」などで表記されていません。

「炭水化物」のところを見てください。

糖分=炭水化物ではありませんが、

ジュースの場合は、

炭水化物の量が糖分だと思っていいです。

 

②ほとんどの飲み物が

100mlあたりで記載されています。

 

小学校6年生の食育授業でも扱ったことがあるのですが、

何も声掛けしないと、ほとんどの子が間違います。

 

1本あたりどれくらい含まれているのかは

計算しないと分かりません。

 

スポーツドリンクの中でも糖分の多いものは

100mlあたり6g程度含まれています。

500mlペットボトル 1本飲むと、、

6g×5=30g!!

 

大さじ1 の 上白糖(砂糖)は 9gなので

約大さじ 3杯分の 砂糖です。

 

チョコレートの糖分を調べてみたのですが、

板チョコ1枚(約50g)に含まれる糖質は

約26gでした。

 

スポーツドリンク(500ml)を1本飲むと、

板チョコ(50g)1枚食べるよりも多くの糖分を

摂取することになります。

 

※スポーツドリンクもメーカーや種類によって

 糖分の量は違うので、栄養成分表示を確認してくださいね。

 

買う時は、栄養成分表示を確認して、

できるだけ炭水化物が少ないものを選ぶようにしています。

 

ちなみに、

経口補水液 OS-1 は、飲んだ時、

甘さをほとんど感じなかったのですが、

それでも、炭水化物は 2.5g/100ml でした。

 

ポカリスエット は 

炭水化物 6.2g/100ml

 

イオンウォーター は、

炭水化物 2.7g/100ml でした。

 

 

3年くらい前、

栄養教諭をしていた学校の校長先生に、

 

「熱中症対策として、学校にスポーツドリンクを許可することについて、

 栄養教諭としてどう思うか」

 

と聞かれたことがあります。

 

その時にも、

スポーツドリンクの糖分の量は多いこと、

糖分をとりすぎると危険なこと、

飲みすぎて給食などの食事が十分にとれなくなっては

元も子もないこと、

虫歯の心配もあること、

などについて私の考えを伝えて、

飲みすぎないよう注意する指導も併せて

行っていく必要があると伝えました。

 

そのあと、

保護者あてに スポーツドリンクOKの文書が配布されたのですが、

校長先生が朝礼で、スポーツドリンクの糖分について、飲み方について

子どもたちに 話をしてくださったことがあります。

 

 

 

普段、うちの子たちには、

水筒にお茶を入れて持たせていますが、

クラスのお友達はスポーツドリンクを持ってくる子が多いらしく

今年は特に暑く、持っていきたいと言うので、

 

一回だけ、

体育がある、暑い日に、

水筒とは別に、ペットボトルを 持たせました。

 

喜んで持っていきましたが、

一度持っていったら満足したのか、

それからは、持っていきたいと強くは言わなくなりました。

 

スポーツドリンクを持っていくなら、お茶と両方持っていく方がよいと思います照れ

 

 

そして、何よりも、

熱中症対策には、日々の食事が大切だと思います。

 

スポーツドリンクを飲まなくても、

食事から、水分もミネラルもとることができます。

 

星水分やミネラルを多く含む夏が旬の野菜をたくさん食べる

 

星みそ汁などの汁物を具沢山にして、水分も塩分も栄養も一気にとる

 

などがおすすめです。

 

 

まだまだ、暑い日が続きそうですが、

栄養バランスのよい食事 と こまめな水分補給で

熱中症対策をウインク