本文:

子曰く、故きを温めて新しきを知る。

以て師と為すべし。

 

大先生訳:

煮詰めて取っておいたスープを

もう一度温めて飲むように

過去の伝統を、もう一度考え直して

新しい意味を知る。

その様なことができる人となって

はじめて他人の師となることができる。

 

塾長解釈:

古いものをじっくり見直してそこから真理を導き出す。

確かに、そうです。

でもそれだけでは面白くない。

 

今の自分に当てはめると、

生徒の今やっていることから判断するのではなく、

何をやってきたか、そしてこれから何をしようとしているのか。

それが分かってきて、初めて人を教えることができるという感じかな。

 

学習カリキュラムに振り回される毎日ですが、

一番気を付けていることは、子供たちが入室してきたときの表情です。

 

「今日は元気がないな」とか、

「あ、何かいいことがあったのかな」とか。

 

問題の解き方やポイントとか、テクニックの指導も必要ですが、

何よりも、答えを導きたいと思ってもらえることと、

解けたときの楽しさを知ってもらいたいのです。

 

「勉強」の本来の意味を知っていましたか?

「できないことを無理して頑張ると」いうのが本筋で

現代中国でもその意味合いで使われているそうです。

 

なるほど、

魚屋さんで「今日はこの魚、勉強しまっせ!」(急に関西弁になってしまった)

という感じが一番近いのですね。

「お、そんなに無理して安くしてくれるなら買おうかな」

 

子供たちに「無理して頑張ること」を勧めているのが自分かと思うと

鬼のようなおやじだと思います。

 

ごめんね。

でも、いじめているつもりはありません。