選択理論心理学によれば、
一つ目は、『感覚のシステム』。
いわゆる五感というもので、
人によって強弱であったり感じ方が異なる。
次に『知識のフィルター』。
知っているか知らないかだけではなく、
自分にとって意味があるかないかによって、
このフィルターを通る通らないが決まる。
3つ目が、『価値のフィルター』である。
このフィルターは、
知覚された情報を、
「自分の欲しているもの」と比較して、
良いものであれば肯定的価値を、
悪いものであれば否定的価値を、
どちらでもないものに中立的価値をつける。
これによりようやく、
我々は世界を知覚するのだ。
お気づきだろうが、
この「知覚された世界」と「現実世界」は
全く異なるものとなっている。
3つのフィルターを通すことによって。
当たり前のことだ。
しかしながら、
多くの人が、
脳の外側にある情報と、
自分の知覚された世界にある情報を
同一のものだと考えているのである。
他の人とは、知覚されている世界が違う、
ということを意識しながら、
自分のフィルターを定期的に点検し、
よりよいフィルターに磨いていきたい。