金曜日に、





息子の参観日に出席した。





授業中も自由に暴れまくる息子に、





「うん、いい子に育ってるね」





と思った筆者である。





授業参観のあとは、保護者向けの講演会であった。





講師は、





『玉井式国語的算数教室』で有名な





玉井満代先生だ。






筆者は、苗字が同じというのもあるが、





だいぶ前からこの玉井式に興味を持っていた。





公式を暗記するのではなく、





物語や図でイメージし、状況を理解しながら数式を立てることで、





真の数学的思考を養う玉井式。





その創始者の玉井満代先生のお話をここ愛媛で聴けるとは、





ラッキーすぎる。





筆者は急ぎ足で最前列の真ん中の席をとった。





そして開始時間。





最前列には筆者しか座っていなかった。





だが体育館はほぼ満席。





そして玉井満代先生の講演が始まった。





まず印象に残ったのは、





日本の小学6年生に向けて行われた算数のテストの





「4リットルのジュースを8人で分けたら、1人何リットル?求める式とともにかけ。」





という問題で、





なんと正答率はたったの55%だったのだそう。





そして、誤答のうち40%弱は、





「8÷4=2」と計算していたのだ。





そのデータの話を聞いた時筆者は思った。





ある!!!これめっちゃある!!!





大きい数で小さい数割っちゃうやつ!!!





15年の教師歴で、何千回と見てきたやつ!!!





化学の計算でも、本当は逆なのに、





大きい方から小さい方を割って





とんでもない物質量になっていることが多く観られた。





「なぜ生徒たちは大きい方から小さい方を割ってしまうクセがついてるんだろう・・・」





といつも筆者は思っていたが、





満代先生は明確な答えをくれた。





「小学校3年生で割り算を教えてもらってから6年生になるまで





大きい数から小さい数を割る割り算しかしないんです!」





とのことであった。





エエエェェェーーーッッ!!ソウデシタッケェーーーーッッ!!!!





その理由は、「あまり1」など、あまりを出すためだそうだ。





あまりを出すためには、大きい数を小さい数で割らなければならない。





だが、割り算とは実際分数とは切っても切れない関係であり、





「あまり」というものはない。





現実世界では、小さい数を大きい数で割ることなどいくらでもある。





突然小学校6年生で、





「分数ですね」などと言われても、





大きいのを小さいので割るのが無意識下にしみついてるから、





クセでそう割っちゃうわけだ。





ナルホドォーーーーッ!!納得です満代先生ィーーーーッ!!!





だが、それをどう解決する??





次回に続くゥ。