トーマス・エジソンの名言に
「失敗は成功の母」という言葉があるが、
実際のトーマスの母も、素晴らしい人物だったそうだ。
トーマスは、7才で小学校を退学している。
その時に母ナンシーは学校から手紙を受け取っていた。
ナンシーの様子を見て、トーマスがきいた。
「なんでそんなに泣いているの?」
ナンシーは手紙の内容を伝えた。
「おたくの息子さんは天才です。
残念ですがこの学校は小さい学校ですので、
その才能を伸ばす先生も教材も充分ありません。
ぜひご自分で教育されますようお願いいたします。」
そしてナンシーは、
自分でトーマスと一緒に勉強を学び、教えたのだ。
そしてトーマスは偉大な発明家となった。
だが、この話には続きがある。
トーマスが母の遺品を整理している時に、
当時の小学校からの手紙を見つけた。
その手紙にはこう書いてあった。
「おたくの息子さんは、精神的に不完全です。
当校はこれ以上彼を出席させることはできません。
息子さんは退学です。」
母親の真の愛というものを、筆者はそこに感じた。
筆者も、自分の関わる人の可能性を信じ抜ける人でありたいと思う。