こんにちわ、たまりんです。
今回はフルサスMTBのBACKFIREのブレーキ変更です。
2月末に宣言した所有バイク全てに及ぶ改造は、結局忙しくて手付かずのままで(汗、一番簡単なBACKFIREから取り掛かることにしました。
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BACKFIREのブレーキ現状スペックは、
●私が自転車始めた13年前には既に存在したかなり旧型のメカキャリパーAvid BB7
●以前ダメ出ししたのに、未交換の冷却フィン付きフローティングローター
そこで今回、ローターとキャリパーの両方に変更を入れることにします。
まずはローターから・・・
S-WORKS HTのローターを先行して交換した際に、一緒にローターは入手してあったのですが、これがダメダメな品でした。
(元オートバイ乗りなのでフローティングローター信者です)
今までは信頼のHOPE製、ケチってもClarks製にしていたのですが、今回予算的な都合で中華製超廉価品に手を出したのが失敗でした。
Clarks製にそっくりで一見まともそうなのですが、パッド摺動面の表裏平行度が悪く、つまり周方向の厚みの均一性が悪く(ノギスで検出可能レベルで恐らく数十μm程度)、パッドが弾かれてしまい制動力が安定しないのです。
新たに別のローターを買う予算はありません。
そこで、冷却フィンを外せば交換しなくてもそのまま使えるのではないかと思いつきました。
冷却フィンは嵌め込んであるだけのはずです。
ペンチを使い力技で外すことにしました。
結構しっかりと勘合していて、ラジオペンチでは負けてしまい、角型ペンチの出番となりましたが、なんとか外すことが出来ました。
冷却フィンはぐしゃぐしゃに曲がりましたが、ローター側にダメージを与えないようにしたためです。
(一応私器用なつもりなので、他の方が真似されても上手く外せる保証ありませんので悪しからず)
ローターは上手くいきましたので、
次はキャリパーです。
ディスクキャリパーはロードバイクも含め油圧全盛ですが、私はメンテ性等の面で油圧式から機械式に逆行した変人なので、メカキャリパーが気に入らないという訳ではありません。
メカ式でも、ワイヤーをコーティングタイプにして、ケーブルグリスもきっちりと塗布してケーブル効率を下げないようにすれば、少なくとも私のオンロードメインの使い方では制動力不足を感じることはありません。
メカ式=廉価品なので、一般的な完成車ではその辺りまで配慮が行き渡っておらず、効きが悪いというイメージが定着しているのだと思います。
ただし現キャリパーAvid BB7は、いかんせん古すぎます。
今回、パッドが減ってきたので、パッドだけでなくキャリパーごと入れ替えることにしました。
TRP SPYKE
メジャーなロード用SPYREのMTBレバー比版です。
両押し式なので、片押しのメカキャリパーではキーキー音が出やすく使いにくかったメタルパッドも使用可能となり、耐熱性の向上が図ることができます。
メタルパッドはシマノE01Sが装着可能で、今後様子を見て交換する予定。
ブレーキをリフレッシュするならケーブル類も一緒に交換すべきでしたが、今回は純粋にキャリパー交換だけの効果を確認しようと他はそのままにしました。
交換した結果は良好で、ドライアスファルト上での急制動ロックやリヤリフトが、1フィンガーでは少々かったるい(私自身が1フィンガーに慣れていないのもある)ですが、いつもの2フィンガーなら余裕で出来ました。
CENTURION BACKFIRE Ver.7.0
TRP SPYKEキャリパー仕様
BACKFIREは今回のキャリパー交換で、2012年の初期組立時から生き残っているパーツはとうとうフレームとリヤサスだけになってしまいました。
他のパーツは、時代と好みの変化に合わせて全て適切な物に置き換えたことになります。
まあそれだけ手を掛けて気に入っているバイクということです。
もともとあまり出回っていないバイクですし、スペシャルな仕様になっているので、他人と被ることが嫌いな私には極上のバイクです。
今後はサスペンションのメンテのことを考えると頭が痛いですが、長く大事に付き合っていきたいです。








