その後は、2015年に10速化2016年の中規模変更とアップデートを行い、
現在はバージョン3と言える段階にあります。
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ドライブトレインは3×10sシステム。
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クランクは9速用であり、44/32/22 × 11-34Tの旧来システム
いつもながらチェーンもカセットも真っ黒ですみません(汗
 
 
いままではこの状態で特に不満も無く、
オンロード基本の私はアウターでゴリゴリ回して走っていたのですが、
昨年からトルクが出せなくなり頻繁にフロント変速が必要になったこと。
そしてフロントシングルのROVE ST導入により、フロント変速が煩わしくなり、
BACKFIREもフロントシングル化に踏み切ることにしました。
 
フロントシングル化に当たり、カセットの最大歯数を大きくする必要があり、
サードパーティから発売されている40Tや42Tのエクスパンダーコグを使って、
10速のまま安上がりに仕上げる方法もありますが、
ホイールの互換性諸々等を考慮して、今後のために11速化しておきます。
 
 
 
■準備した物
 
●ナローワイドチェーンリング
absoluteBLACK OVAL 36T
最大踏力位置の位相を合わせるよう、ROVEで使い慣れているブランドに統一。
歯数は迷ったが、オンロードメインのためMTBとしては大きい36T(ROVEは38T)

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バッシュガード
STRAITLINE BASH RINGS 38-40T
余分な物は付けない方が軽いくていいですが、バッシュガードというより、日常使いのズボン裾汚れ防止として必要。
チェーンリングより呼び径が大きいのは、楕円の長径をカバーさせるため。
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●カセットスプロケット
シマノXT CS-M8000 11-42T
使い回しを考えて42Tにしたが、26インチに入れるのだから専用で46Tでも良かったかもしれない。
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●チェーンとKMCミッシングリンク
CN-HG701-11
初の11速チェーン。11速はロードとMTB共用になったんですね。
現状SRAM/SHIMANOミックスのROVEのチェーンをどうするか、そろそろ考えなくてはいけない。
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●11sシフター
シマノXT SL-M8000-R
付属ワイヤーがOPTISLICKという初めてのタイプで、硬めの被覆の様なコーティングになっている。

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●11sリヤディレイラー
シマノXT RD-M8000-SGS
今までの習性で無条件にロングケージを選択してしまったが、シングルの場合はミドルケージでも良かったらしい。

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■組付け作業
 
今回は魔改造でもないので、特にノウハウもなく普通に組み付けるだけの作業です。
リヤディレイラーがスタビライザー付きの初めて使うタイプで、
シングル用のセッティングも初めてなので、
ディーラーマニュアルをダウンロードして良く読みました。
 
●チェーンリング取り付け状態
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absoluteBLACKの最大負荷は3時半付近
(写真は裏側から見ているので8時半付近に見える)
 
 
●外したパーツ
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これらの使い道も考えてあります
 
 
 
●気になる重量変化
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余分なバッシュガードを付けたにもかかわらず130gの軽量化にもなりました
カセットが重いですが、シフターとRDが無くなる寄与度が大きいです
 
 
 
■完成!
 
●クランク回りがスッキリ
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通常走行で使うギヤはこの付近になります
チェーン長さは4コマほど敢えて余裕を持たせています
(今後の拡張性 & ローギヤでRDが伸びきった姿は苦しそうで好まない)
 
 
●ハンドル回りもスッキリ
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●チェーンリングは裏側からちょこっと見えるだけ
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ブランドはおろか楕円か否かも判りません
 
 
 
 
試走したところ、オンロードを走る限りでは36×11-42Tでバッチリでした。
連続アップダウンでもスムーズなギヤシフトで乗越え、私の使い方に合っています。
ただし砂地ではローギヤでも少々かったるい感じでした。
本格的にダートを走るなら、チェーンリングを32T等に替えればいいですね。
まあそんなことは有り得ないでしょうけど(笑
 
また楕円ギヤに新たな弱点も見つけました。
ローギヤで何とか登るような急坂(20%程度?)では、
丁寧にペダリングしているつもりでもリヤタイヤのトルク変動が大きく、
フロントがポンポン浮いて困りました。
このあたりは楕円への慣れの問題もあるでしょうけど、
丁寧なペダリングという点では真円ギヤに敵わない気がします。
 
しかし通常の登坂のメリットを考えると、もう楕円を手放す気にはなれません。
長所短所をよく理解した上で、うまく付き合っていくのが良いでしょうね。
 
 
 
CENTURION BACKFIRE FLOAT800  Ver.4.0
楕円1×11s仕様
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直線的で古さを感じるようになってきたフレームですが
オンロードでは良く走ります
MTBはジオメトリ的にこの頃の物までがサイクリング万能選手でしたね
良い時はもちろんのこと悪い時の私も受け入れてくれる良き相棒で
アップデートは今後も可能な限り続けていくつもりです
次の一手は、禁断の27.5インチ化でしょうか・・・