ツバ付きの防風キャップは、太陽の軌道が低い冬場、
特に朝夕の逆光状態でも視界を確保するためには必需品です。
現状アディダス製を使用していますが、
ネオプレン製のツバの劣化が気になってきていました。
 
そこへ先日、某amaz〇nでパールイズミ472が投げ売り状態なのを見つけました。
定価5174円の現行品が1200円程度と、訳アリ的な雰囲気を感じて一瞬躊躇いつつも、安さにつられて次の瞬間には購入していました(笑
 
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ロゴは単なる白文字です
日の短い冬場用なので反射プリントにしてもらえると更に良い気がします
 
 
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被った状態で、
9時から2時の範囲が防風素材、
2時から3時の範囲が裏起毛タイツ素材、
3時から5時の範囲の耳当てがニット素材となっています。
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サイズは57~60cmのフリーサイズで、
58cmの私は余裕、写真の風船も周囲60cmで割れる心配なく被せられました
 
 
 
 
使用した感想は・・・
 
この手のキャップとしては頭頂部の防風範囲は広い方で、
10km以上の長い下り坂でも頭の冷えは気になりませんでした。
その反面、登りは気合入れて登ると蒸れやすいようです。
(上半身ジャケット内もあまり濡らしたくないので冬場の登りは頑張りませんが・・・)
 
耳当てのニットは秀逸で、この部分まで防風素材を使った製品もありますが、
その場合常にガサガサ音がして背後からの車の接近に気付きにくかったりしますが、
本製品はニットなので余分な音の発生が無く、
何も被っていないかのように自然に聞こえます。
その割には風通りはそれほど気にならならず保温効果は高いです。
 
しかし難点もあり、ツバの角度が問題です。
パッケージのイラストでは、下向き20度程度の様に描かれていますが、
実際に被ると写真の様に下向き80度ぐらいになってしまいます。
直射日光の遮光効果は抜群ですが、視界も遮られてしまって本末転倒状態です。
ロードバイクで前傾の深い方には向きません。下ハンは完全にNGです。
 
 
視界が狭く、常に首を上向きにしなければならないストレスがあり、
私としては使うとしても、日差しが気になる朝夕のショートライド用で、
丸一日のロングライドで使う気にはなれません。
お気楽アップライトポジションなら良いかもしれませんが、
価格からしてシリアスなライダー向けの製品と思われるので、
煮詰めの甘い惜しい製品と感じました。
 
パールイズミ製品で外れは引いたことが無かったのですが、
今回は残念な結果となりました。