富士宮は坂が多いです。
以前は、坂だなんて思わずちょっとスピードが出にくいだけの道と感じていましたが、
今は、どこもかしこも坂、しかも壁のように感じています。

ROVE STには、もともと激軽仕様のギヤがありますが、それでも足りません。
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チェーンリング40T × カセット11-42T


これをさらに軽いギヤにしようと思い、
カセットを大きくすると車重が増して効果が目減りしてしまうため、
チェーンリングを小さくして対策することにしました。

PCD110&5アームで、シングル対応ナローワイドのチェーンリングは、
34T以上の2歯飛びに存在し、巡航速度も落ちているし34Tでいいかと思いましたが、
今回せっかく替えるのだから一度使ってみたかった楕円リングにしようと考え直し、
楕円リングでは最小の38Tにしました。
(104PCD&4アームのMTB用ならば34T,36Tも存在するが、
 さすがにクランクまで交換する気は無かった)

absoluteBLACK  OVAL CX chainring 38T
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チェーンのローラー中心で測って、短径140mm、長径158mmであり、
歯数に換算して、短径部35.7T、長径部40.3T相当
最大負荷は3時半付近に設定されています


歯先は、CNCでしっかりとナローワイド加工されています。
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交換は、もともとギヤ板が1枚なので作業がしやすく、クランクは外さずできました。
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交換してあることをアピールしようと手持ちの金ボルトを使いました(笑


再びローギヤにした状態、ノーマルと2T差なのでボリューム感は大差ありません。
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クランクを空転させると、チェーンがうねうねとうねって気持ち悪いです



30分ほど試走してみた印象は、全体的には微妙・・・

平地巡行では、シートステーにバネ感があるバイクに変身したような印象。
踏み込み範囲で負荷が大きくなり、もっと踏め、もっと踏めと言ってきます。
それに応えて調子に乗って踏んでいると、早く疲れて逆効果な気がします。
また、回転に滑らかさがなくなり、私の持ち味である回転型が活かせないように
感じました。

しかし、登り坂に入り勾配が大きくなっていくと印象がガラッと変わりました。
これが本来の効果なんでしょうけど、上下死点で失速する感じがなくなり、
とてもスムーズに回せます。
低回転でトルク型で回す時には、とても有効だと思いました。

帰りの下り坂で、スピード上昇に合わせ高ケイデンスで回していくと、
尻がふわふわと浮いてしまい、バイクの安定性が無くなりました。
日頃は下りでは基本脚を止めているから大丈夫ですが、回し過ぎは禁物のようです。



効果に良し悪しな点がありますが、今回の狙いは登り坂対策なのでまずはOKです。
このまましばらく使っていき、他のバイクの真円ギヤと共存していけるか?
の点についても様子を見ていくつもりです。


ROVE ST  Ver.2.0  オーバル38Tチェーンリング仕様
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