セカンドバイクの SPECIALIZED Stumpjumper S-WORKS HT Carbon
(RNC7とカールトンEはダブルファーストなので、3台目でもセカンド)

スペシャライズド スタンプジャンパー エスワークス
なんと、前回のライドでハンドルが折れました(>_<)
駐輪中に倒れただけですが、打ち所が悪かったようです。


もともと8年ほど乗ったバイクで、
最後の記念に富士山一周して、引退させるつもりでいたのですが、
これでダメ押しの強制終了となってしまいました。
8年の間、ショートライドが比較的多かったですが、
乗車頻度は一番高いバイクでした。
それだけに思い出も沢山あります。
昨年先だって引退させたルーベに勝るとも劣らない、最高のバイクでした!
このS-WORKS HTは、
フレームに不似合いなパーツが付いている下品なバイクなんですが、
そもそもの発端は、貧脚でもあざみラインを登れるバイクを造ろうと、
その名もあざみプロジェクトと名付け、
MTBクランクの軽量フラットバーとして仕立てたものです。
目的を達した後は、世の中にないバイクを実現する実験機として、
私の好みの変遷に応じ、形を変えてきました。
これだけ手を掛けるバイクは、
資金的にも情熱的にも、もうこの先ないと思います。
最終形のシクロ/グラベルロードスタイルが、私には一番合っているようです。
このS-WORKS HTプロジェクトで得られた貴重な経験を
次のバイクに生かしていきたいと思います!
以下、メタモルフォーゼの歴史です
1)デビュー仕様
MTBフレームに700cホイール、XTRディレイラーにSRAMシフター、
メンテナンス性から敢えてメカディスクと、最初からバリバリ変態でした(笑
新品パーツで揃えたのに、クランクだけ手持ち部品でケチったのが、
後から考えると大失敗。
おかげでかなり余分な出費をすることになります。

完成して嬉しく、この年は富士山登山道五合目4か所全てを自走で登りました.
2)TTバー追加
山登りに飽きると、今度は平地を速く走れないかと、TTバーを付けてみます。
しかしブレーキを握れないので海岸堤防以外実用性なく、すぐボツになりました。

3)高速フラットバー化
今度は正攻法で、フルカーボンフォーク、シートポスト、
オープンプロXTR手組みホイールと、軽さと滑らかさを追求します。

4)ヒルクライムレース仕様
表富士自転車登山競走に合わせ、リジッドMTB化します。
軽いバイクで速くなったはずなのに、フルサスMTB時と同じ1時間29分(遅
機材に頼りすぎた結果でした。

5)48Tクランク化
平地性能を追い求め、48Tクランクを入れることにします。(元は44T)
しかしこれがドツボの始まりでした。
内側へのチェーン落ち癖が直らず苦労します。

6)48Tクランク化ーⅡ
直らないチェーン落ちはクランクが悪いと決めつけ交換します。
しかし原因が判ってないので直る訳がありません。

7)泥沼仕様
直らないからという訳でもないが一時期精神的に不安定になり、
ホイールは白くクランクまで赤い、スケベ仕様になってしまいます(爆

8)復活仕様
48Tクランクは諦め、新品44Tに戻します。
色彩も控えめに戻し、真面目に山登りを再開しました。

9)ハードテイルMTB化
4年経った頃大きく変えたくなり、本来の姿であるハードテイルMTBに改造します。
フォーク、ホイールと大物を変えることになりました。
その勢いで、Qファクターが大きくて気に入らなかったクランクをまた替えます。

しかしダートを滅多に走らない私には、結局遅いだけのバイクになってしまいます。
そこで裏バージョンとしてホイールだけ替え、こんな状態でも走りましたが・・・
なんか不細工で恥ずかしかったです・・・

10)シクロ/グラベルロード化
ハードテイルにして以降、乗る頻度が落ちてしまいましたが、
その間に購入したJAMIS NOVA(ディスクシクロ)が良かったことから、
ドロップハンドル化、10速化の大変身を企画します。

11)最終仕様
ドロップハンドル化以降も細部の煮詰めを行い、
グラベルロードのターマック仕様( = タイヤ太めのエンデュランスロード)
といったところで落ち着きます。
最後の数か月、この状態で思う存分に走ることができました(^_^)/

冒頭と同じ写真ですが、この時すでにハンドルは折れています
ここまで熟成させたバイク、本当は引退させたくないのですが、
台数が増えてきて、乗れる頻度・置き場所も限られて、やむなく・・・です。
軽分解して保管し、
またいつか日の目を見ることができたらいいなと思っています。