ここのところ100kmコースも安心して出られるようになり、
今日は満を持して富士山一周をするつもりでした。
出発も早い時間に出られ、気持ちよく走り始めたのですが、
5kmほど走って市街地を抜けて登坂に入ったところで、
後ろからプシュ―――――ッと嫌な音が・・・
一気にテンションが下がります。
さらに得意なはずのパンク修理が、久しぶりでチョンボってしまいました。
CO2の調節バルブを締め忘れてボンベをセットしてしまい、
ガスが一瞬のうちに抜けてしまいました。
仕方なくハンドポンプで入れるのですが、ディープリムが仇となり、
片手で口金を押さえきれず力が入りません。
奮闘しましたが5Barぐらいしか入らず、諦めて一旦自宅に引き返しました。
予備チューブやCO2ボンベも入れ替えて再出発しますが、
夕方早く帰宅しなければならない都合があり、フジイチは時間的に苦しくなり、
とりあえず100kmは走ろうと富士川沿いに北上することにしました。
行先変更となったものの、富士川沿いも空は青く景色は良好です。

川の水は一昨日の大雨でコーヒー色です
しかし気持ちの切り替えはなかなかできず、
細かいアップダウンコースの走り方が雑になってしまい、
上り部分で突っ込みずぎて息切れし失速、の繰り返しでした。
富士川沿いは、中部横断道の工事が各所で行われており、
ダンプが以前より多く走っている印象でした。
しかし車の絶対数は少なく、走りやすいことは変わりありません。

非効率な走りで、少々疲れ気味で下部に到着。
新しくなった橋を渡ります。

橋を渡って、国道52号も突っ切ればすぐに富士川クラフトパーク。

改装工事中で、売店も食事処も営業していませんでした
道の駅らしからぬ広々とした公園の中で、持参した昼食を食べます。
今日はここで引き返すつもりでしたが、それでは距離が足りないことに気づき、
早川沿いの南アルプス街道を少しだけ走っておきました。
実はこの街道が大好きで、私のお気に入りコース5本指に入ります。
街道沿いには橋が多いのですが、こんな橋もあります。
・・・高所恐怖症の人は通らない方が良い橋


5kmばかり走ると歓迎の看板があります。
この先ぐっと雰囲気が良くなりますが、これ以上進むと戻りたくなくなりそうで、
ここで折り返し。

奈良田へは、気力がみなぎって、川の水色も良さそうな日に出直します
富士川沿いに戻ると、例によって吹き上げの風が出始めていました。
でも今日は、40kmも向かい風でうんざりとは言わずに、風の練習と思い、
サイコンを見ないようにしてクルクルと地道に回します。
風に乗って、たんぽぽの種やハチの飛来も多い日でした。
身延手前で顔に当たったハチが腿に落ち、「やべっ!」と思った時にはすでに遅く、
刺されてしまいました。
まさに泣きっ面にハチとはこのことですね。
痛みをこらえて、クルクル回します。
十島の橋で、その先のダンプ街道を回避して、対岸の万沢ルートを通りました。
ひと山越えて、芝川内房に戻ってきたところで本日のご褒美。

クルクル作戦と豆乳ジェラート補給のおかげで脚はまだまだ元気で、
今日は最後の坂もダンシングする余裕が残っていました。
さあ次こそはフジイチだ!
Distance:110km
Mission Sixty Fifth Accomplished.
