三日ぶりに雨のあがった今日、午後だけ時間が取れ、近場の富士山へ行きました。
乗る支度を始めてウェアに悩みます。
富士山を甘く見て、今までに何回も予想外の寒さにやられて痛い目に遭ってます。
身軽(長袖+ウインドブレーカー)にしようか、
重装備(半袖+冬物詰め込みリュック)にしようか迷い、
装備不足が言い訳のリタイヤが出来ないよう重装備にしました。
自宅を出て、ほどなく富士山本宮浅間大社。

バイクにまたがったまま安全祈願のお祈りをして進みますが、
ここから始まる表富士登山道はずっと上りです。
ウォームアップしながら信号の多い市街地を抜け、
最後の民家がある篠坂交差点に差し掛かる頃には、汗びっしょりになっていました。
上りでのスタートダッシュ連発のおかげで腿にもすでに疲労感が出て、
戦意を喪失しかけますが、ここからが本番だろと自分に言い聞かせ、
あとは根性だけで上りました。
とはいえ20km以上の上り坂、ノンストップで上る根性は無く、休み休みです。

水ヶ塚の売店は夏まで利用できないようです。

熊や野犬が飛び出してこないことを願いつつ進みます。

標高800mあたりから涼しくなってきて、汗も止まり、走りやすくなってきました。

ずっと上りで水平の感覚がマヒし、進む先を見ても上り勾配の判断がつかなくなり、
回す脚だけが重い状態が続いて、ようやく西臼塚駐車場へ到着。

平衡感覚がおかしいので写真も傾いています
この時点で、2本差しのドリンクはスポドリの1本は飲み干し、
補給食用のお茶が残り3分の1ほど。
このさき水ヶ塚での補給ができず進むのを躊躇いましたが、
二合目のスカイライン分岐点までは行くことにしました。
3.5kmほど走って上り坂のゴール。

スカイライン分岐点標高1460m。 今シーズンの最高到達点です
今日の二合目は、下界の温度の割には温かく、
ウインドブレーカーを羽織るだけでOKでした。
上るだけ上ったら下りに入りますが、この下りが曲者。
集中力を使い切った状態で、凍結・除雪機で荒れた路面を下らなければなりません。
ブレーキに指掛けっぱなしの、半腰のショック緩和体勢取りっぱなしで、
延々と20km下るのです。
上りを苦行に例えるなら、下りは拷問といったところでしょうか。
好きなはずの下りも5kmほど下っただけで嫌気がさし、
富士山麓線に逃げることにしました。


アップダウンはありますが、路面は良好です
富士山麓線で国道469号に出たら、すぐに富士山こどもの国。
お決まりのミッションで、ろっくんに挨拶して帰ってきました。

帰宅して、腿から尻にかけてパンパンに張っていますが、
やはり富士山は登り甲斐のある、満足感の高い山ですね。
距離が長くなったKOHは、悲惨な結果が待ち受けそうで出る気になれませんが、
プライベートで5合目は、またやってみたいです。
Distance:61km